乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3796+3797 豊後荻&豊後竹田(2023.3.1)

豊肥本線に初めて乗ったのは1990年11月のこと。一筆書きのような感じで九州を周遊する一環で、大分から熊本をめざす行程でした。あいにくその年の7月に直撃した台風6号による豪雨で、豊肥本線は88もの被災箇所が発生。緒方~宮地では橋梁の流失などもあり長期間不通となり、当時は列車代行バスでの移動でした。

バスは不通区間の各駅に一応寄るため、それも豊肥本線のうちと考えられなくもないですが、列車を使わないことには完乗とは言えません。きちんと列車で豊肥本線をというのは宿願だった訳で、今回ようやく果たせた次第です。

前回とは逆方向になるため、宮地から豊後竹田行き、豊後竹田から大分行きに乗る形に。宮地を出れば列車では初めての区間に入るため、車窓に専念・・・山岳部ならではの景観に感動し、勾配やカーブの連続に息を呑むといった具合でした。高地であり難所であることも大いに実感。感慨深い乗車となりました。

豊後竹田行きは、宮地11:06発でした。途中、豊後荻で3分の停車時間(11:35着-38発)があったため、運転士さんに確認して降車。その際、駅舎側に行くかどうかの話になりました。同じ側であれば余裕でしたが、駅舎は構内踏切を渡った先。また乗車するのであれば難しいとのことだったので、ホームで待機、撮影するにとどめました。あわてて渡っていたらと思うと冷や汗もの。ありがたい案内でした。

豊後竹田行き普通列車(豊後荻11:35着)
構内から撮った駅舎。交流施設を兼ねていて、なかなかの造り。トマトがアクセントになっています。

その後、終点の豊後竹田には11:52に到着。かつてバスで通った際に駅舎はしっかり撮っていたので、不思議と懐かしい気分になりました。もちろん駅での降り乗りは初。次の大分行きは12:12発につき、滞在時間は20分です。

ホームから見た駅舎など。到着後、瀧廉太郎の代表曲「荒城の月」がしばらく流れていました。
豊後竹田駅ホーム。1面2線の駅ですが、留置線などがあるため構内は広め。

ホーム、駅舎をゆっくり見物した後は、駅前を散策したり、駅併設の観光案内所で話を聞いたり。岡城跡など名所は多く、電動自転車(2時間300円)を使えばある程度見て廻れるとのことだったので、次に来る時は観光メインでと思うのでした。

豊後竹田駅外観。1990年に列車代行バスで通った時も同じ造りでした。観光案内所は向かって右側にあります。
大分行き普通列車豊後竹田12:12発)。大分までは約80分です。

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