芸備線の高難度区間、三次~備後落合~備中神代は、備後落合での乗換時間が適度なパターンに限ると、下り方面(新見→三次)が日に2回*1あるのに対して、上り方面はワンチャンス。それが14:21着-37発でした。



新見行きは新見発の折り返し、三次行きも三次発の折り返しということで、駅名にあるように当駅で上下の列車が「落ち合う」形での乗り換え。次に乗る新見行きは14:27着なので、しっかり席を確保するならその時間に合わせて待機するのがいいだろうという話になります。そのため、駅舎の内外で過ごす時間はごく限定的。駅の外に出るにあたっては、元国鉄職員の方による「備後落合駅ガイド」に集う一行の間を縫うようにしないといけません。ガイドの時間中は、駅舎内部の撮影も難しそうだったので、話を遠巻きに聞きつつも駅前を少々見て廻るにとどめました。


そうこうしているうちに新見行きに乗れる状態になったので、一旦車内へ。然るべき席をキープできたので、再び駅舎に向かい、主に内部の見物、撮影に専念しました。芸備線、木次線のあれこれや、かつて走っていた蒸気機関車の写真などで埋め尽くされ、資料館のようになっているのが当駅の特色。運賃表や「JR掲示板」もありますが、何となく肩身が狭そうな... それがまた印象的でした。




芸備線で未乗だった三次~備中神代は約90km。備後落合はその中間地点でした。ようやく残り半分、旅は大詰めを迎えます。
山間部には違いないものの、それほど険しい印象を受けなかった備後落合駅の前後区間。木次線との合流部で雪が現われた時には驚きましたが、同時にここが高地であることを改めて認識した次第です。雪は備後落合駅の構内、隣駅の道後山に向かう途中などでも見かけました。


*1:新見5:17発→備後落合6:34着-43発→三次8:08着、新見13:02発→備後落合14:27着-43発→三次16:03着。この他に備後落合発の列車は9:09、17:15、19:18があり、備後落合着は19:52があります。