「路線ネットワーク」(→PDF)の範囲で未乗降の駅が残っているのは、北関東では水戸線、両毛線のほか、日光線があります。午前中に宇都宮線の2駅をクリアしたことで絞られてはきたものの、支線レベルだとより難度が上がるため一朝一夕では行きません。まして16時台スタートとなると自ずと限られてきます。この時は単純往復にとどめました。
日光線の未乗降駅は三つ。このうち、時間的にちょうどよかったのが鹿沼でした。宇都宮16:16発で、鹿沼は16:30着。その後は、16:47発で宇都宮に戻るという行程。1駅のために往復約45分というのはもったいない気もしますが、本数や行き違いの設定を考えるとこれでもいい方なのだと思います。

鹿沼始発・終着の区間運転もあるため、ホーム構造は2面2線で構内も広め。駅舎は西側にあり、ホーム相互の移動は跨線橋経由です。到着時は駅舎側のホームでしたが、宇都宮に戻る際のホームは反対側。JTB時刻表の路線図では、当駅が鹿沼市の代表駅として「◎」で示されている訳ですが、こうした構造からして市代表の観は弱めな印象です。とは言え橋上駅舎とするほどの意義はなく、東側が竹林地とあっては致し方ないところでしょう。


駅舎が西側に配されているのは市の中心街が駅の西にあるためで、ごく当然の配置と言えますが、その中心エリアや主な観光スポットまで距離がそれなりにあるのが難点。駅を出てもパッと見でめぼしいものがないとなれば駅舎を見物する程度・・・むしろ駅周辺(上野町界隈)に限れば、この駅舎こそが名物と言っていいかも知れません。



ともあれ鹿沼での降り乗りを果たせたことで、日光線の未乗降駅は文挾と下野大沢の二つに。宇都宮芳賀ライトレール線はいずれ乗りに行くことになると思うので、両駅はその際にでもと思います。