1月3日の乗り降り旅はいよいよ最終段階。その日のうちに18きっぷで東京に帰り着くには、豊橋を18:31に出る必要があるので、それまでの時間をいかにうまく使うかがポイントです。とりあえず名鉄名古屋本線に入ったので、あとは気の向くまま...と行きたいところですが、神宮前〜豊橋の名だたる本線区間において、実はまだまだ要所を押さえていないため、まずはその要所(いわゆる主要駅)が優先になります。
仮に笠寺−本笠寺の線ではなく、大府から金山に出て、そこから名古屋本線を下るプランにしていれば、堀田、鳴海、前後と、急行停車駅を順に降り乗りすることはできたでしょう。今回は金山まで行かず、徒歩でJRと名鉄を短絡するルートをとったため、本笠寺よりも北にある堀田は必然的に見送り。残るは鳴海と前後になりますが、時間的にどちらかにせざるを得ません。駅名のユニークさから、この日は前後*1に行くことにしました。
↑ 定刻到着の東岡崎行き普通列車。前後での停車時間は10分前後(16:57着−17:07発)
本笠寺での遅延を受け、前後に着く時刻は「後」になってもおかしくありませんでしたが、気付けば定刻通り。運行状況を示す駅名ではないことがこれで証明されました。
前後では、16:57着−17:06発。多少時間はありましたが、階上の改札を出るとそのままロータリーやデッキに通じ、地上部分にはすぐに出られないため、散策は断念。駅周りは、前後ではなく、明確な「上下」があるということがわかりました。
前後から乗ったのは急行の豊橋行き。これで新安城に向かいます。通ることはあっても、なかなか降りる機会がなかった駅の一つが新安城。ようやく来ることができた訳ですが、17時を過ぎれば暗くなるのは必定で、写真も撮りにくくなってきます。ホームは3面6線あり、本線と西尾線とが入り組む線路構造も見どころだったりしますが、ひとまず駅舎を撮るべく外へ。改札口は、橋上と地下とがありますが、地下から出てあれこれやっていたら、時間もそれほどない感じに・・・結局、西尾線も何もありませんでした。何はなくとも降り乗りを果たせば、あとは移動あるのみ。17:29発の特急で、次の主要駅に向かうのでした。
[お知らせ] 2/20、「『駅名力』ハンドブック」(電子書籍)を発行しました。ご購読いただければ幸いです。(→試し読み)