午後の時間配分を考えると、阪神電車の乗り降りはそろそろラスト。どの駅がいいか乗りながら考えていましたが、魚崎を過ぎたところで、良さそうな行程を思いついたので、それに従うべく次の駅で降りることにしました。青木(おおぎ)です。
ここでまた折り返して魚崎に向かうことにした訳ですが、高架化工事の真っ最中につき、易々とは行きません。着いたのは13:44でしたが、西に再び向かう際に乗ったのは14:06発。20分余り過ごすことになった最たる理由は、駅構造の複雑さによります。
いずれは全面高架になりますが、現段階では梅田方面のホームはまだ地上。ホーム端から階段を下りると改札(梅田方面専用)で、その先は地下通路を経由し、駅の南・北に出る形です。神戸三宮方面のホームは、地下通路から地上に出た後、回り込むようにして、階段やエスカレーターなどで二階部分に進み、新しい改札(今は神戸三宮方面専用)を経て、さらに上階へという"段階"を要します。来てみないとわからないものです。
完成するまで梅田方面は大変な状況が続きますが、すでに高架化を終えた神戸三宮方面は至って快適。完成した側の駅外観も実に美麗で、青と白が清々しく見えます。
その青を見て、阪神電車の車両の色に近いものを感じました。ただ、5500系の青は「アレグロブルー」、5700系の青は「カインドブルー」と呼ぶそうで、単純に比較はできません。アレグロよりは濃いものの、カインドと同じかと言えばそうでもなさそう・・・「青木ブルー」とするのが良さそうです。
高架ホームに着いたのは14時。高さがあるので、眺望はなかなかです。線路上での工事の様子なども見ながら5分ほど待ち、高速神戸行きに定刻で乗車。この日の阪神電車は、これで乗り納めです。