乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3978 長崎(2024.6.11)

長与経由で浦上に着いた時点で長崎県内のJR在来線は晴れて完乗。同県の残り(未乗区間)は、島原鉄道の吾妻~島原港、西九州新幹線となりました。

とりあえず長崎まで来たので、あとはどのタイミングで西九州新幹線に乗るかを決めるばかり。JR九州の1日乗車券(鉄道株主優待券)は、所定の料金を足せば特急も新幹線も乗れるため、リーズナブルに行くのであれば、「かもめ」+リレー特急列車の自由席でとなります。もっとも長崎~博多に限れば、ネット限定きっぷ「私たちも、かもめ。早特7」(乗車券+普通車指定席で3,200円)があるので、1日乗車券+自由席特急料金よりも、場合によっては安価に。この日は、ハウステンボス佐世保~大村~長崎の流れですでにそれなりに動いている上、1日乗車券がもともと格安だったことから、自由席特急券を買い足すプランにしました。

博多までは「かもめ」(長崎~武雄温泉)の1,760円と「リレーかもめ」(武雄温泉~博多)の1,200円のそれぞれ1割引を合算する形で、2,660円ということに。1日乗車券がある手前、新幹線→特急の乗り換えの際に、武雄温泉で一旦下車して、次の特急の自由席でという手もある訳ですが、1割引の適用条件として「武雄温泉で改札を出ないで乗り継ぐときの特急料金」とあるので、順当にリレーパターンで博多方面をめざす形にしました。タイミングを考える上での条件としては、宿泊先博多駅近くのホテル)には早めにチェックイン、チェックイン予定時刻に概ね沿う線であれば博多まで直行せず、二日市で特急を降りても可、というのがあり、二日市に停車する特急と接続する「かもめ」48号がいいだろうと相成りました。長崎~二日市の「新幹線自由席特急券(幹特在特)」は2,480円で、長崎~博多よりも180円のマイナス。博多到着は直行時が18:49に対し、二日市で普通列車に乗り換えた場合は18:59着ということで、それほど差がなかったのも決め手でした。

という訳で、長崎滞在は15:00着-17:13発の2時間余りに。出島(出島和蘭商館跡など)まで行って帰って来るには時間が足りず、路面電車でどこかに行くにしても中途半端な感じ。今や長崎駅そのものが一大スポットであり、駅東口にはアミュプラザ長崎(本館、新館)もあるので、駅とその周辺でゆったり過ごすことにしました。

長崎電気軌道長崎駅前電停に通じる歩道橋から見た長崎駅東口。駅舎が西に移ったことで、路面電車アクセスもシフト。停留場の名称、長崎駅前とは必ずしも言えない感じになっています。
近距離きっぷ運賃表、「新幹線・在来線 運賃・自由席特急料金」など。佐世保と江北は片道1,680円、武雄温泉は在来線早岐回りが1,850円、江北回りだと2,170円に対し、新幹線運賃はショートカットで1,310円。自由席特急料金は、鳥栖新鳥栖、二日市が2,480円。
西九州新幹線時刻表。リレー特急の利用前提で行先は基本的に博多。中間駅で全列車が停まるのは諫早のみで、新大村、嬉野温泉は一部が通過。
17:13発の「かもめ」48号で武雄温泉へ。自由席利用につき、早めにホームに向かいました。新幹線改札を通ったところで、乗降記録3978番目として新幹線の長崎駅をカウント。
長崎駅新幹線ホーム。駅名標には時刻表に加え、「早特7」「早特3」などのポスターが。博多まで3,200円はやはり驚異的。
「かもめ」48号(長崎17:13発)。次の諫早には17:22着(参考:同日17:12発の長与経由普通列車諫早18:10着)。武雄温泉着は17:43・・・あっと言う間の30分でした。

長崎駅は2005年10月以来。前回訪ねた時はまだ地上駅で、改札口、出入口も南側のみでした。駅舎の西側へのシフト、東口(かもめ口)・西口(いなさ口)の開設、ホームの全面高架化、新幹線乗り入れといった点はいずれも変化としては大きなものがあり、その変貌ぶりにただただ感服。いわゆる新幹線効果を大いに実感させられる駅ではないかと思います。


以下は、武雄温泉駅ホームでの2枚。

武雄温泉駅10・11番線発車標。11番線(南側)は新幹線折り返し発着用。10番線は新幹線と接続する「リレー特急」(みどり、ハウステンボス)専用・・・博多方面、佐世保方面どちらも発着するところがポイントです。「かもめ」48号が着くと、3分後に「リレーかもめ」48号が発車。
11番線(左)は、(折り返し)長崎行き「かもめ」45号(武雄温泉17:58発)。10番線には「みどり」48号(武雄温泉17:45着)が入線。

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