ユーカリが丘14:44発に乗り、まず向かったのは「女子大」。ユーカリが丘線の路線は、“|”の上に“○”を足したような形状ですが、○の部分は、反時計回りの一方通行になっています。ユーカリが丘を出て北に進むと、“|”と“○”の接点にあたる「公園」駅から先は、右に向かって行くことに。○に入った最初の駅が「女子大」です。
ユーカリが丘と公園の間は、至って都市的だったため、沿線はどこも市街化されているものと思いきや、公園と女子大の間は、一転して田園と森の世界。大いに驚きました。25年前に一周した時も見ている景色のはずですが、記憶は不確か。おそらく当時もこうした光景だったのだと思います。
女子大は、そんなローカルな一帯にある駅。当然のように周辺は静かな感じで、通り抜ける風の音がよく聞こえるのでした。ここからは隣の「中学校」まで、営業キロ0.8kmを徒歩で移動します。女子大に着いたのが14:49で、次の列車が中学校を出るのは15:09。20分あるので、余裕がありそうですが、秋らしいのどかな景色を見つつ、秋風の吹く中をゆっくり歩いていたら、少し押し気味に。丘陵地帯の住宅地の中にある「中学校」に着いたのは、発車5分前でした。
↓ 女子大と中学校の間、宮ノ橋からの眺め。軌道も間近に見ることができます。
(駅名雑学)
ユーカリが丘線の駅名は、このように実にシンプルなので、どこの女子大、どこの中学校なのかは、すぐにはわかりません。女子大は、和洋女子大学がここに来るはずだった名残、中学校は、佐倉市立井野中学校を指します。
ちなみに、全国の駅名で調べると、「女子大」がつくのは、広島電鉄宮島線の「山陽女子大前」*1のみ、「中学校」がつくのは、富山ライトレールの「奥田中学校前」、万葉線の「志貴野中学校前」、鹿児島市電の「甲東中学校前」が挙げられます。女子大と中学校、駅名では意外と少ないのです。