乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#4019 遠州森(2024.8.25)

静岡県内の未乗区間は二つあり、その一つが天竜浜名湖鉄道の主に東側。掛川掛川市役所前西鹿島新所原は乗車済みでしたが、その残りにあたる掛川市役所前西鹿島が長いことご縁がなく、何とかしたいものだとかねてから思っていました。

猛暑が続く折り、夏休み期間の旅行は控えるつもりでいましたが、打ってつけのツアー企画が天竜浜名湖鉄道から発表され、急遽予定を組むことに。7/17付で出されたそのツアーはJR東海とのコラボによるもので、「EX旅先予約」の旅行商品として販売。「列車に乗って、洗って、回って!天竜浜名湖鉄道車両基地に潜入!」というタイトルにあるように、EXサービス会員限定の貸切列車の乗車、天竜二俣駅・車両基地での各種体験・見学などがセットになっていて、これで掛川天竜二俣がクリアできるとなれば願ったり叶ったりという話です。早速、その日のうちに初回催行分を予約。あとは、8/25の9:30~10:00に天浜線掛川駅に集合という条件に合う旅程が立てられればよかったので、比較的楽なものでした。

8/25朝に新幹線で掛川入りすることも当初は考えていましたが、運休や遅延のリスクが新幹線は高めだったこともあり、18きっぷで移動し前泊するプランに。8/24は、そのおかげで御殿場線の乗り降り、掛川在住の旧知の方との会食など、有意義な過ごし方ができました。当日朝もゆったりと余裕を以って集合場所へ。受付を済ませたら駅周辺の散策でもと思っていましたが、好天に恵まれ、すでに暑さがそれなりだったため、2番線で早々と待機中だった貸切列車の車内でゆっくりすることにしました。

とは言え、起点・終点の駅にいれば何かしらあるもので、同じ2番線の西側にはTH2109「『ゆるキャン△』SEASON3」ラッピング車両が発車待ちで、車内の見学が可能な状態だったのに加え、1番線にはTH2102「キハ20色塗装」車両が9:47に到着とすっかりイベントモードに。貸切列車は10:14発なので、時間はたっぷりあります。乗客ゼロ状態の「ゆるキャン△」車両を心行くまで堪能し、9:59に同車両が発車した後は、キハ20色と貸切列車をそれぞれ前・後から撮るなど撮るなど盛り沢山。出発前のホームでのあれこれを含めてのツアー企画だとしたら、設定としてはなかなかのものだと思います。


掛川駅で一定の鉄分を補った上で、いよいよツアー本番がスタート。貸切列車は掛川を出ると、途中の桜木と豊岡で行き違いの停車があった程度で基本的には快速列車のような飛ばし方・・・車内では「駅員よりも天浜線に詳しい!?ベテランガイド」さんによるきめの細かい解説とツボを得たトークもあって、楽しい道中でした。終点は天竜二俣でしたが、遠州森では写真撮影タイムが設けられ、そこで10分ほど停車(予定では10:34着-44発)。定期列車での下車ではないものの、きちんと駅の外にも出られるため、乗降記録対象として加えました。

遠州森駅駅名標。副駅名は「PASのふるさと森町」。

天浜線は国の登録有形文化財に指定された施設が多いのが特長(→参考。当駅に着くまでの間にも、駅舎などが対象となっている桜木、原谷をチェックしてきましたが、遠州森もまた「駅本屋及び上りプラットホーム」が指定されているため、それらが一つの見どころになります。10分だと短めではあるものの、1935年の開業当時から残る諸々については、説明を聞きつつしっかり押さえることができたので申し分なしといったところ。ただし、詳細をここで書いてしまうと、残る3回のツアー(9/14、23、28)参加の方にとってはネタバレのようになってしまうので、控えることに致します。

天竜二俣行き貸切列車(遠州森10:44発)。左が文化財の「上りプラットホーム」。
遠州森駅外観
遠州森駅の時刻表、運賃表。貸切列車は10:25発(掛川9:59発)の新所原行きを追う感じで10:34に到着。
発車直後に「遠州森駅本屋及び上りプラットホーム」を撮影。駅員さんに見送られ、天竜二俣へ。

という訳で次の下車駅は天竜二俣。本ツアーの目玉、ポイントがぎっしり詰まった時間(約90分)を過ごすことになります。


以下は、ツアー出発前、掛川駅で撮った中からの三枚です。

TH2109「『ゆるキャン△』SEASON3」ラッピング車両の車内。貸切列車がこの車両だったらなお良かったような...
「『ゆるキャン△』SEASON3」ラッピング車両は、新所原行きとしてひと足先に出発(掛川9:59発)
2番線(左)で発車を待つ貸切列車(TH2108)と1番線(右)で待機する「キハ20色」塗装車両(TH2102)

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