この日のテーマ、ラストは豊橋鉄道市内線の乗り降りです。前回は2010年の8月、駅前(#2521)に始まり、駅前大通(#2526)に終わる6つの電停を周回。今回はその続き、残る8つを巡るプチ旅です。
「(豊橋)駅前」電停の券売機で、「市内電車1日乗車券」(400円)を買い、あわてて乗ったのが16:53発の運動公園前行き。辛うじて16時台に出発できたのはいいものの、1月初旬というのは思いがけず暗くなるのが早いもので、駅前から9つ目の東田に着いた頃には暮色が辺りを包む感じに。まだ路面が十分に見える時間帯だったのは幸いというもので、これで15分でも遅かったら、降り場・乗り場の実態を把握するのは難しかったでしょう。ここ東田は、岡山電気軌道の中納言、小橋(#2735・#2736)同様、姿・形を伴わない電停だったのです。即ち、車道に「乗降者注意」と書かれてあるところが事実上の電停。特に降車時は、車の通行を確認する必要があるため、緊張感を覚えます。無事歩道に出て、移動開始です。
東田から乗車するのもまた一興でしたが、隣の競輪場前は300mほどなので、ここは徒歩移動。競輪場前で次を待ちます。先に現れたのは、反対方向の駅前行き、車両はT1000形「ほっトラム」でした。1日乗車券があるので、ここで新型に乗る手もありましたが、明るいうちに先を急がないといけません。「ほっトラム」を見送り、順当に終点をめざすことにしました。乗ったのは赤岩口行き。時刻は17:20でした。