新たに敷設した路面電車という括りで言うと、1948年4月開業の万葉線(当時は富山地方鉄道伏木線)以来という宇都宮芳賀ライトレール線。開業日初日の8/26に訪ねるつもりで計画を立てたものの、一般客向けの営業列車のスタートが15時台で、早々に乗るためには整理券が必要との話だったので、翌日にシフトしました。
宇都宮線の未乗降駅めぐりを終え、宇都宮に着いたのは11:41。ライトレールに一日乗車券の設定があれば乗り降りに励むところ、そうしたものは(開業記念等を含めて)特になかったため、全区間を何らかの形でクリアできればいいという考えでこの日は臨むことにしました。
野崎と片岡に行くのを後回しにして、快速ラビットで着いてすぐにライトレールに向かっていればまた違ったかも知れませんが、お昼に宇都宮駅というシチュエーションだったので、軽く昼食をとってからライトレールという段取りに。開業記念メニューをチェックするなどを経て、最終的にウツノミヤテラス1階のスーパーでテイクアウト系の品を買って済ませることにしました。
その1階のエントランスを出ると、ライトレールの乗車待ちの列(最後尾)がちょうど目の前。案内では30分待ちとのことでしたが、しばらく待ったところで見切りを付けました。営業キロで0.4kmと至って近くのため、隣の電停から乗ることに。往路で完乗をめざすのであれば起点の宇都宮駅東口から乗る必要がありますが、それよりは少しでも駅数を増やす方がいいだろう・・・そんな判断の上での見切りでした。
隣は東宿郷。停留場は方面別で離れていて、芳賀・高根沢工業団地方面は東宿郷交差点を越えた先でした。信号待ちで割を食う形になりますが、ライトレールの姿が見えていない限りは何のその。停留場に着いて数分後、芳賀・高根沢工業団地行きが到着し、ほぼ待ち時間なしで乗ることができました。
案の定、車内はラッシュ状態でしたが、乗車できればまずは御の字。発車は12:35過ぎでした。停留場の発車標では11:50発となっていたので、時刻表に従えば実に45分遅れ。遅延の原因は察するに余りある感じでしたが、この後それらがより明確になるのでした。運行会社側としては織り込み済みだったのか、想定外だったのか、そこは定かではありません。
以下は、午前中の宇都宮駅東口電停の様子です。