乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#4008 東藤原(2024.6.24)

西藤原折り返しの近鉄富田行きで、戻ること二つ。東藤原に着きました。往路で当駅留置線にJRの211系がズラリと並んでいたのを見て、これはしっかり見物、撮影せねばとなったのが来駅のきっかけ。14:18着で、いなべ市の福祉バスの時刻(14:46発)まで30分近くあったので、心ゆくまで駅や駅周辺で過ごすことができました。

近鉄富田行き列車(東藤原14:18発)。留置線には211系。

その後のリリース(→PDFで、211系は全部で30両(3両編成×10本)が譲渡され、うち24両が営業用として使われることがわかりました。丹生川に向かう途中、保々でも211系を目撃し、6/24当日は追加分(LL1、LL9、LL11編成)が富田に向けて回送されていたと知り、それらを合わせての大所帯。6/26にも回送分(6両?)があったようなので、東藤原でこの日に見たのは推定で12両となり、驚くのももっともな話と納得したのでした。

東藤原駅ホームから見たED456+ED454の重連、211系。後方の山は藤原岳

211系が目立つ感じになりましたが、東藤原での見どころはやはり電気機関車とタンク貨車。着いた時には留置線にED454+ED456、踏切付近にED5082+ED5081がそれぞれ重連で待機していて、どちらも目を惹くものがありました。ホーム端から少々距離のある通路を歩き、構内踏切を渡ると駅舎。駅舎もちょっとした造りで内外とも見るものは多々・・・洋館の趣が感じられる瀟洒な建築で感服しました。

ED454+ED456(構内踏切に向かう通路で撮った一枚)
駅北側の「東藤原4号踏切」付近にはED5082+ED5081が待機中。奥に見えるのが太平洋セメント藤原工場。工場までの距離は約500m。
駅舎内。照明、時計などに洋館の趣が感じられます。
東藤原駅外観

駅の外には小野田セメント(当時)の私有貨車「ホキ5700形」25767号車が展示されていて、ここでも思わず足止め。踏切道に来たのは14:30頃でした。その踏切から駅側のEDと近くのEDの両方を撮っていると、何やらED5082+ED5081の方に動きが。駅方向から運転士が現われ、乗り込んだかと思うとすぐに発車モードになり、駅に向かって移動したのでした。踏切の外で待ちながら、その重連を動画で撮影できたのは何よりの成果。ひと息ついていると、今度は14:33発の西藤原行きが踏切を通過し、短時間で何ともあわただしい感じに。さらには先のED重連がED5081を先頭に動き始め、太平洋セメントの引込線(F5線)に入って行ったのだから驚きです。

ホキ5700形25767号車。荷重40トン、製造年月は1970年5月。
踏切道から見たED454(+ED456)と211系
車庫線に停車中のED5082(+ED5081)。この後、駅(手前)に向けて出発。

車両の行き来を続けて見られて、当駅での時間はかなり有意義だった訳ですが、これで終わりではありませんでした。F5線から再びED5082+ED5081が姿を見せ、セメントのタンク貨車(タキ1900)を牽引して戻ってきたのだから吃驚仰天。踏切近く→駅→太平洋セメント→駅というEDの行ったり来たり、何と10分余りの間という早業でこれまた驚くことに相成りました。

三岐線ならではの一連のオペレーションを見ることができ、ありがたい限り。バスの時刻はそういう意味でも絶妙だったと思います。

踏切の近くにある東藤原駅停留所。いなべ市福祉バスは平日の運行で、坂本線は1日4往復。14:46発(阿下喜方面)は定刻通りに到着。

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