西藤原折り返しの近鉄富田行きで、戻ること二つ。東藤原に着きました。往路で当駅留置線にJRの211系がズラリと並んでいたのを見て、これはしっかり見物、撮影せねばとなったのが来駅のきっかけ。14:18着で、いなべ市の福祉バスの時刻(14:46発)まで30分近くあったので、心ゆくまで駅や駅周辺で過ごすことができました。
その後のリリース(→PDF)で、211系は全部で30両(3両編成×10本)が譲渡され、うち24両が営業用として使われることがわかりました。丹生川に向かう途中、保々でも211系を目撃し、6/24当日は追加分(LL1、LL9、LL11編成)が富田に向けて回送されていたと知り、それらを合わせての大所帯。6/26にも回送分(6両?)があったようなので、東藤原でこの日に見たのは推定で12両となり、驚くのももっともな話と納得したのでした。
211系が目立つ感じになりましたが、東藤原での見どころはやはり電気機関車とタンク貨車。着いた時には留置線にED454+ED456、踏切付近にED5082+ED5081がそれぞれ重連で待機していて、どちらも目を惹くものがありました。ホーム端から少々距離のある通路を歩き、構内踏切を渡ると駅舎。駅舎もちょっとした造りで内外とも見るものは多々・・・洋館の趣が感じられる瀟洒な建築で感服しました。
駅の外には小野田セメント(当時)の私有貨車「ホキ5700形」25767号車が展示されていて、ここでも思わず足止め。踏切道に来たのは14:30頃でした。その踏切から駅側のEDと近くのEDの両方を撮っていると、何やらED5082+ED5081の方に動きが。駅方向から運転士が現われ、乗り込んだかと思うとすぐに発車モードになり、駅に向かって移動したのでした。踏切の外で待ちながら、その重連を動画で撮影できたのは何よりの成果。ひと息ついていると、今度は14:33発の西藤原行きが踏切を通過し、短時間で何ともあわただしい感じに。さらには先のED重連がED5081を先頭に動き始め、太平洋セメントの引込線(F5線)に入って行ったのだから驚きです。
車両の行き来を続けて見られて、当駅での時間はかなり有意義だった訳ですが、これで終わりではありませんでした。F5線から再びED5082+ED5081が姿を見せ、セメントのタンク貨車(タキ1900)を牽引して戻ってきたのだから吃驚仰天。踏切近く→駅→太平洋セメント→駅というEDの行ったり来たり、何と10分余りの間という早業でこれまた驚くことに相成りました。
三岐線ならではの一連のオペレーションを見ることができ、ありがたい限り。バスの時刻はそういう意味でも絶妙だったと思います。