古川から先も「社員オススメの車窓スポット」などを見ながら、見どころをチェック、撮影。それでも撮りこぼしが出てしまうのは、普通列車ではなく、快速列車だからでしょう。通過する駅では仕方ない面はありますが、田園風景や江合川の景色が程よい速さで流れていくのは快く、飽きることがありません。列車はやがて温泉地へ入り、しばらくすると鳴子温泉に着きました。山間地ではありますが、分け入った感じがなかったため、いつの間に?というのが正直なところ。ホームに降り立つと、案内の通り硫黄臭が感じられ、温泉地であることを実感した次第です。
当駅では長めの停車時間(11:00着-23発)があり、その間、「ぽっぽの足湯」などでひと休みできます。ホーム上で「リゾートみのり」を中心に撮影した後は、足湯を試し、駅周りを散策し、といった具合に悠長に過ごすことができました。ありがたい時刻設定だと思います。
鳴子温泉を発つと、終点の新庄までは1時間余り。途中、最上で3分間の停車時間(11:54着-57発)がありましたが、構内踏切の先に駅舎がある構造上、降り乗りは叶いませんでした。(行き違いの列車のタイミングで踏切を渡れなかったという話)
陸羽東線で乗降できた駅は、古川、鳴子温泉の2駅どまり。駅を訪ねるという点では成果は少なかったものの、車窓を満喫するということでは上々でした。鳴子温泉以西はフリースペースにいる時間を長くし、進行方向の左も右もカバー。鳴子峡、県境越え、奥羽山脈、小国川・・・いい景色が現われたら、とにかく眺めて撮ってという過ごし方ができました。ジョイフルトレインならではの楽しみと言えるでしょう。