「JR東日本パス」最終日は、三陸鉄道の短距離往復からスタート。早起きできたので、釜石6:55発の宮古行きで、今度は北に向かうことにしました。
前夜同様の折り返しパターンで、この時も選択肢は三つ。両石(7:03着-25発)、鵜住居(7:07着-21発)、大槌(7:12着-16発)のいずれかでしたが、現地で過ごす時間が程よかった鵜住居を訪ねることに。以前に「震災学習列車」の案内などで当駅が一つのスポットになっていて、覚えがあったというのも決め手になりました。
この日は朝から上天気。再建されて4年ほどの駅、カラフルな「スマイルトレイン」(36-702)ともに晴れ晴れとしていて、上々の一枚を撮ることができました。
列車を見届けた後、駅の外へ。駅名標に記されていた「トライステーション」は駅の愛称のようで、駅舎(待合室)の外面にもその表記があるのが回り込んでみてわかりました。駅前には「釜石祈りのパーク」「いのちをつなぐ未来館」「鵜の郷交流館」から構成される「うのすまい・トモス」があり、一大拠点の様相。朝早かったため、屋内施設は外観を見るばかりでしたが、パークの方は一望できました。衝撃的だったのはやはり「津波高のモニュメント」。モニュメント上辺部の高さは海抜11mとのことで、改めて津波の脅威を思い知ったのでした。
黙祷の後、再び駅へ。帰りの釜石行きは36-704を先頭にした2両編成でした。席にゆとりがあったので、海側のクロスシートでゆったり。思えば釜石方面に向かって移動するのは1990年8月の旅*1以来・・・両石湾を見ながら、当時も同じ海を眺めていたことをふと思い出しました。