茅町からは終点の伊賀神戸まで通しで乗車し、10:58に着いたところで伊賀鉄道は完乗。この時間に伊賀神戸に来たのは近鉄特急に乗るためで、次の未乗路線・区間の行程から逆算してのことでした。
予約していた特急は伊勢志摩ライナー。2023年6月の旅で「あをによし」「しまかぜ」「ひのとり」の各列車を「インターネット予約・発売サービス」で押さえた際に付いたポイントがあったので、それを活用すべく特急乗車を組み込んだという訳です。このポイントがあったからこそ成り立った旅と言ってもいいでしょう。
その特急は11:11発。駅で過ごせる時間は10分余りということになります。伊賀鉄道は1面1線、近鉄は2面2線で、二社の共同使用駅、近鉄の特急停車駅の割にはそれほどの規模ではなかったため、ひととおり見物、撮影する分には丁度いいくらいでした。
駅舎は伊賀鉄道の5番のりば側にありますが、降車時に乗務員に一日フリー乗車券を提示して出場する形。当駅では伊賀鉄道が無人駅なのに対し、近鉄は有人駅という扱いなので、窓口で紙券が通用するのは近鉄のみ・・・ただし、一日フリー乗車券(紙券)の発売は窓口でも対応しているようなので、完全に無人駅とは言えないようです。
5番のりばでスタンプを押し、一日フリー乗車券付属のスタンプ欄(3駅分)はコンプリート。駅舎外観を撮ったら、次はいよいよ近鉄です。こちらは自動改札機でICカードをタッチする形で入場。改札は東側でしたが、乗車する6号車は西側だったので、ホームをゆっくり歩きながら構内全体を眺めるなどして過ごしました。
今か今かと待っていると定刻通り伊勢志摩ライナーが姿を見せ、11:10に到着。伊勢中川までと短めの乗車でしたが、デラックスカーでのひとときは得難いものがありました。