乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#4001 茅町(2024.6.24)

伊賀上野から四十九に向かう際は登校する高校生で満席だった訳ですが、途中の西大手、上野市で上野高校の生徒が、茅町では伊賀白鳳高校(推定)の生徒がそれぞれ下車し、茅町から先は閑散状態でした。茅町は有人駅でもあるし、イオン伊賀上野店も近いしということで要所なのはわかってはいましたが、ここまで変動が激しいとは...という印象。そんな訳で4001駅目は茅町とし、当駅を起点に市街地を巡ることにしました。

伊賀神戸行き列車(茅町9:10発)

着いたのは9:09。9時を過ぎれば駅のレンタサイクル(無料)を利用できるので、それに合わせて来駅したというのもあります。手続きは、保証金(1,000円)を払い、身分証明書を提示し、所定の用紙に必要事項を記入しといった簡素なもの。1時間ほどで戻れば、10:08発の伊賀上野行きで広小路か西大手*1まで行って、そこから伊賀神戸行きに乗るといった行きつ戻りつも可能なため、一応その目安で出発しました。

ホーム南側の構内踏切を渡ると西側に駅舎があります。レンタサイクルは改札内(写真左手)に2台。
1日フリー乗車券裏面のスタンプ欄に茅町駅の分を押印。「芭蕉翁ゆかりの蓑虫庵の最寄駅」・・・その蓑虫庵は西に500m余りの場所にあります。

駅を出て北上すれば、すぐに寺町。白壁の通りと七つの寺院を眺めながらひと走りし、寺町を過ぎたところで右に折れて広小路駅を見物し、その後は伊賀上野城が見える場所を探しつつ上野市駅方面へといった流れでした。旧上野市の市街地には、上野文化センター、赤井家住宅、一乃湯、九重本館など、国の登録有形文化財があちこちにあり、それらを廻ると外観を見物するだけでも時間はそれなり。自転車だから何とか廻れたというのはありますが、街頭で見た「城下町いがうえの散策マップ」で示された登録有形文化財*2すべてを巡るのは難しいものがありました。

レンタサイクルで広小路駅へ。9:24発の上野市行きが出るところでした。車両は、伊賀上野→四十九で乗った「ふくにん列車『伊賀の四季』号」。


余裕があれば自転車の道中で朝食をという考えもありましたが、そんなこんなでそれどころではない状況に。10:08発に間に合う頃合いで駅には一旦戻りましたが、この先の飲食関係を何とかする必要を優先し、駅近のイオンへ。車内でいただく前提分を含め、いろいろ調達することができました。

イオンに向かう途中で見かけた「太陽系モニュメント」。茅町駅南側の踏切近くにあります。上野市駅前にある「鉄郎・メーテルブロンズ像」と同じく、伊賀市ゆめが丘にあったものを当地に移設したものだそうで。

かくして、自転車返却は10:25頃に。出発時は駅舎内外の見物、撮影は最低限だったので、伊賀神戸行きが来るまでの10分ほどを改めてその時間に充てる形になりました。

茅町駅外観
木造駅舎ならではの趣を感じる窓口。レンタサイクルの手続きもこの窓口で。
茅町駅は上野市駅と同じ1面2線。行き違いが可能なため、8時~18時台(平日の場合)は上り・下りの同時発車が1時間に1本(朝・夕の一部時間帯は2本)設定されています。

1日フリー乗車券がある手前、可能な限り乗り降りに励みたいところ、この後の行程に従い、10:36発の伊賀神戸行きが伊賀線でのラスト一本に。車窓に集中しつつ、停車駅一つ一つを見て撮って・・・そんな20分余りでした。

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*1:西大手の場合、10:15着-30発。広小路だと少し間があって、10:10着-34発でした。

*2:行けなかった分としては、北泉家住宅、寺村家住宅、栄楽館、いとう旅館などがあります。はじめから90分くらい見込んでいればこのうち何軒かは行けたかも知れません。