乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3514 曲沢(2020.10.18)

子吉から再び矢島方面へ。三度目の乗車となる「おもちゃ列車」で、次の未乗降駅に向かいます。

降りて乗ってがしやすい駅というのは案外限られるもので、この時の最有力は15:03着-10発。7分と短時間でしたが、最初の往路で下見はしていたので、それだけあれば十分と踏んでいました。降りたのは、カーブとカーブの間の直線区間上にある曲沢駅です。

子吉川を越える鉄橋の前後がいわゆる築堤になっていて、駅は築堤の高さにあります。そのためホームも地上から高い位置にあり、見晴らしは良好。線路や列車を眺める、撮るにはいい駅だと思います。

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曲沢駅発車後の「おもちゃ列車」(列車番号13D)
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曲沢駅ホーム、待合室

他の駅もそうでしたが、国鉄時代の名残を感じさせる駅名標や駅名看板を見ることができるのも当駅のポイント。駅自体を楽しむ上で、7分間というのはちょうどいい時間でした。

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駅名看板。歴史と風趣を感じます。

次は羽後本荘行きに乗って帰途につきます。乗ったのは「YR-3001」。こちらもなかなか快適でした。

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曲沢からの帰途はYR-3001(列車番号16D)

この日、由利高原鉄道の完乗を果たしたことで、秋田県内でまだ乗車していないのは、花輪線十和田南から東の区間と、北上線の横手から東の区間と絞られてきました。由利高原鉄道は、今回と同じような乗り降りをすれば、残る4駅(久保田~川辺)もクリアできそう。その辺りをテーマに、また秋田を旅しようと思うのでした。

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#3512+3513 前郷&子吉(2020.10.18)

矢島13:50発の列車で、次なる未乗降の駅へ。時刻表を見る限り、行って戻ってができそうなのは子吉で、時刻は14:24着-53発でした。

午後の陽射しは、カーブに応じて近づいたり遠のいたり。大きく弧状になった区間の途中にあるのが前郷で、タブレット交換が行われることで知られている駅です。この時は行き違いの列車がないのは承知していたので、すぐに発車すると思っていたら停車時間が多少あることがわかりあわてて車外へ。さすがに駅舎外観を撮るまでの余裕はありませんでしたが、出入口を通り駅舎内を見物することはできました。これが14:08着-11発での話。毎度無理はありますが、一応降り乗りはできたので、記録に加えることにしました。

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「おもちゃ列車」@前郷駅
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前郷駅駅舎

勾配を下り、展望が開ける絶景区間を過ぎると子吉はすぐ。「鳥海おもちゃ列車『なかよしこよし』」に乗って、「こよし」で降りる。狙っていた訳ではないですが、いい記念になりました。

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鳥海おもちゃ列車「なかよしこよし」(子吉14:24発)
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子吉駅。駅名よりも郵便局名の方が存在感がある?

子吉での滞在時間は30分。駅には玉ノ池簡易郵便局が併設していて、何もない駅ではないのですが、郵便局が休みの日は... なかなか厳しいものがあります。駅周辺でめぼしいものは見当たらず、駅前の花々に救われる感じでした。のんびりできてよかったのは確かですが、過ごし方としては漫然たるもの。次に乗る列車は首を長くして待つ格好となり、そのありがたみは格別でした。

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駅舎と花々。色鮮やかでした。

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#3511 矢島(2020.10.18)

秋田1泊2日の旅の2日目は、いくつか選択肢がありましたが、未乗区間を少しでもクリアすることを優先し、由利高原鉄道の乗り降りに臨むことにしました。

由利高原鉄道に乗るのは、2012年7月以来。当時は「東北ローカル線パス」なるフリーきっぷを使っての旅でしたが、時間の都合もあって黒沢(#2695)まででした。その先から終点の矢島までは未乗だった訳ですが、この時にとっておいたことで今回のテーマを得た形になりました。一気に完乗するもよし、あえて完乗しないのもよしだと思います。

羽後本荘駅の仮駅舎(仮窓口)で、「楽楽遊遊乗車券」を購入。何と550円で乗り降り自由・・・羽後本荘~矢島が片道610円なので、いかに破格かがわかります。

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由利高原鉄道の楽しさをより多くの皆様へ」・・・ありがたく使わせてもらいました。

乗ったのは羽後本荘13:00発で、折よく「おもちゃ列車『なかよしこよし』」でした。乗車券の特典でいただいたコーヒー*1などを置くのにピッタリなテーブルがあり、すっかり行楽気分。せっかくの列車なので、これで終点の矢島まで向かうことにしました。乗車時間は約40分です。

黒沢までは記憶をたどる感じで、黒沢から先は新たな見聞を得る形。初めて乗る区間は、子吉川と近づいたり離れたりを繰り返し、川の蛇行に合わせるようにカーブも多々・・・蛇行が多いとなれば、山間、山岳という見方もありますが、思ったよりも高低差はなく、平野部が基調という印象でした。

矢島駅もそんな平地にあり、駅周辺も開けていました。駅舎はレトロ感を保ちつつも堂々たるもの。「東北の駅100選」というのも納得です。駅舎内、駅窓口も見どころは多々。ホームの一角にある「ゆりてつホームカフェ」も利用したいスポットの一つだと思います。由利高原鉄道の本社や車両基地があるのも当駅。となれば、鉄道イベントが開催されるのも当地。「由利鉄フェア」が控えていましたが、残念ながら1週間後ということで、この日は早々に引き返し、降り乗りに励むことにしました。

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矢島駅外観
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矢島駅窓口。サイン色紙が並び、人気の高さがうかがえます。配布が始まったばかりの「駅カード」(→PDF)もここで。来た甲斐がありました。

矢島駅での滞在は13:39着-50発の10分ほど。次に来ることがあれば、しっかり長居したいものだと思います。

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矢島駅に停車中の「おもちゃ列車」。都合3回乗車しました。

以下は、往路で撮った「おもちゃ列車」車内のあれこれです。

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「おもちゃ列車」車内・・・木を多用しているのが特徴。全体的に美装です。
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クロスシートには折り畳み式の木製テーブルがあり、カップ用の置き場も。「ゆりぷらざ」で買った本荘ハムフライバーガーなどを頬張りつつ、サービスのコーヒーをいただく。優雅な時間を過ごすことができました。
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木のおもちゃで遊べる「キッズスペース」の人気コーナー。途中駅まで子どもたちで賑わってました。

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*1:由利本荘市文化交流館「カダーレ」内のショップ「ゆりぷらざ」で一杯無料

秋田臨海鉄道特別公開2020(2020.10.17)

貨物駅の公開イベントは各地で少なからずありますが、過去に参加したことがあるのは、JR貨物の隅田川駅でのフェスティバルくらいで、〇〇臨海鉄道の括りでは初めて。加えて、今回の秋田臨海鉄道のイベントは、創業50年にして初、さらには2021年3月末を以って同社の鉄道事業は廃止ということを考えると、最初で最後の催しになる可能性が大・・・いろいろな意味で貴重な機会だった訳です。

キャンセル待ちから晴れて参加することができたというだけでも十分ありがたかったのですが、こういう時は何かしらあるもので、期せずして抽選会で栄えある1等をいただいた次第。これまた人生初となるディーゼル機関車の添乗体験をさせてもらったのでした。

秋田港駅に着いてまず抽選の番号を確認し、当選!がわかった時点でその件が最優先となりました。機関車の場所に13時に集合ということで、駅前付近で過ごせる時間は15分ほど。鉄道グッズ・部品などの販売ブースが近くにありましたが、ゆっくり眺めている余裕はなく、水島臨海鉄道硬券セットを何とか買い求めた後、機関車方面に急いだのでした。

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添乗体験で乗せてもらったDE10-1250。手すりを伝って何とか上がることができました。

構内は広く、集合場所までの距離はそれなり。留置してあるブルートレインディーゼル機関車の列を撮るのも後回しです。着いたのは会場案内で「機関車撮影」と記されたエリア。機関車添乗はもう1組いらっしゃって、こちらの組と合わせて4人が乗り込む形でした。

乗ったのは本線運用の「DE10-1250」。1976年製とのことでしたが、よく手入れされていて、外観もきれいなものでした。ただし、旅客用ではないため、ステップや通路は狭小。運転室に行き着くまでなかなか大変なことがわかりました。

機関車は、秋田港駅に向かって約200m進み、また元の位置に戻りという形で2往復。運転席は二つあって、一つを現役運転士が使い、もう一つを参加者が1往復ごとに交代で座るという仕切りでした。この時、運転室には参加者、臨海鉄道の運転士、係員で計6人。運転室は6~7人は入れるとのことだったのでほぼ定員だった訳ですが、わりと自由度は高く、車窓を楽しむのも走行中の様子を撮るのもバッチリでした。

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横向きの運転台が二つあるのが同社の機関車のポイント(社長談)。運転用で使うのは一方のみで、もう片方は常時非番とのこと。
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1250号機の先頭側を撮影。向かう先は、ディーゼル機関車の撮影エリア。

構内では時速30km出すこともあるそうですが、今回の体験ではその半分から時速20kmといったところ。運転席にいる間は速度計を眺めつつ、音や揺れを楽しみました。

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非番の方の運転台。「押し込み作業時のマスコン扱い方」のメモも注目ポイント?
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せっかくなので、社名部分をアップで撮らせていただきました。
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こうしたシーンを撮影できるのも添乗体験ならでは。秋田臨海鉄道の社章も目を惹きます。

添乗体験は10分余りで終了。案内にある順路では、機関車コーナーの次は、秋田港駅ホームを回り込んで、コキ50000やコンテナの見学となっていましたが、こちらはショートカットで来てしまったため、グッズ・部品の次に控える「検修庫見学」がまだでした。ディーゼル機関車6連+1両を順に眺めつつ、検修庫の方に戻り、そこで静態保存中の「DD56-2」と対面。検修庫内をひととおり見学した後、DD56の運転室に入り、年季の入ったマスターコントローラーやブレーキを重点的に見させてもらいました。

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本線運用のDE10×3(左から、1543号機、1251号機、1250号機)。過去に使われたヘッドマークが掲げられ、サービス満点。
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DE10-1543とブルートレイン。1543号機は、本線運用で使われている3両のうちの1両です。
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傷みが目立つ車両が大勢ですが、秋田港駅ブルトレ(24系)の宝庫。写真は「オハネフ25-125」。
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DE10-1503を先頭に連なるディーゼル機関車の列。この1503号機は部品取り用で留置されていましたが、2020年10月のうちに解体されるとのことです。
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24系の展示では、懐かしの「急行 あきた」の表示も。方向幕の実演展示はありませんでした。
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検修庫外観。こじんまりした印象です。
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検修庫内部。秋田臨海鉄道オリジナルの「DD56-2」が留置されていました。
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青の基調色に白波・・・デザインが秀逸なので、何らかの形で保存してもらいたいところですが、今後の予定は何とも...
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DD56-2の運転台。ブレーキハンドルが二つあり、上は単機運転時、下は牽引運転時で使うのだそうです。
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懐中時計や職名札のほか、10/17の「構内車両別時刻表」も見せてもらいました。往路で乗った列車は12:31着、復路出発は15:00発というのが時刻表からもわかります。

検修庫の次は改めてグッズをと思い歩いていると、「あちらにいるのが社長さん」といった件を含め、女性スタッフの方と立ち話に。その後、ブルートレインを撮っていたら、その社長さんが近くを歩いていたのでお声がけし、添乗体験の御礼を一言・・・のつもりがついつい雑談モードになり、特別公開を行うに至った経緯、在籍する機関車の特徴、事業廃止に伴うイベントの可能性などの話を聞くことができました。(お話、いろいろとありがとうございました。)

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秋田臨海鉄道 志水社長。この「赤鬼」が目印だそうです。
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秋田臨海鉄道同様、水島臨海鉄道も50周年(志水社長曰く、臨海鉄道は同期組が多いのだとか)。記念の硬券入場券セットを買ったところ、ノベルティを足してくれました。
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会場案内図。「機関車往来」(緑の⇔)=添乗体験の往復になります。
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抽選会の賞品例。まさか1等が当たるとは...(今年最大の大当たりだと思います)

この後は、待合室で展示されていた模型やヘッドマークを見物したり、本命の秋田臨海鉄道グッズを物色したりといった具合。グッズの方は、車票・荷票の類を購入しましたが、小降りだった雨が徐々に強くなり、ブースで少々足止め状態に。傘を差し、社長さんおすすめの「ポートタワー・セリオン」に向かい、展望台からの眺めを楽しむことにしました。

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切り出したばかりのレール(重石)。長年使ってきたことがわかる形状になっているのがポイントで、その筋のファンには垂涎の的なのだとか。太さ不問で一つ1,000円。小幅のものでもずっしりと重いので、さすがに手が出ませんでした。

展望台は高さ100m。360°展望なので、秋田臨海鉄道の駅構内全体をはじめ、南線、北線とそれぞれの先(向浜、秋田北港)も見渡すことができます。秋田港と臨海鉄道のための展望台と言ってもいいかも知れません。

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セリオン展望台からの眺め。ブルトレ3編成、機関車6連+1両などが一望できます。左がコキ50000と北線方面、右手前が検修庫。検修庫の横を右に延びるのが南線(向浜=日本製紙方面)です。
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秋田臨海鉄道とJR貨物の秋田港駅であることがわかる看板。2021年4月以降は、秋田臨海鉄道が抜けることに。

セリオンを後にして、秋田港駅へ。現地の滞在時間2時間半と長めでしたが、早いもので残り10分ほどになってました。雨は上がり、列車が発車する頃には青空も。コンテナやコキ50000を間近で見学する時間はありませんでしたが、光を浴びたそれらの姿を最後に車窓から見送ることができ、言うことなしです。

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団体臨時列車の車窓から。コンテナは内部の見学もできました。奥の編成がコキ50000の貨車。

秋田臨海鉄道見学の旅」、参加できて本当によかったと思います。

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#3510 秋田港(2020.10.17)

旅客営業をしていない臨海鉄道であっても、周年記念のイベントを開くことはあり、しかも一般公開は今回が初、加えて2020年度末を以って鉄道事業を廃止することが発表されているとあれば、行かない手はありません。ただし、社会的情勢もあり、現地に行けば参加できるというスタイルではなく、人数を限った設定での旅行商品を申し込む必要があり、その点でも特別なものでした。あいにく販売開始早々の段階では申込は通らず、時間が経ってからキャンセル待ちで何とか申込成立。果報を待つことにしました。

10月4日、幸運なことに空きが出た旨の連絡が来ました。「Go To」も始まったことなので、キャンペーンに乗じて、秋田1泊2日の対象ツアーも手配。秋田駅発着の「秋田臨海鉄道見学の旅」は、かくして実現の運びとなったのでした。

待望のイベント「秋田臨海鉄道特別公開2020」は、秋田港駅が会場。同駅は、JR東日本としては臨時駅のような扱いですが、通常の営業列車の発着はなく、基本的にはツアー専用列車を使わないと乗り降りができない駅です。土崎~秋田港については「奥羽本線貨物支線」(1.8km)を通るため、行程もまたレア。秋田臨海鉄道のイベントもさることながら、いわゆる「乗車チャンスの少ない」区間や駅を体験できるのもツアーの大きな魅力だったと思います。

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秋田港行き団体臨時列車秋田駅7番線からの発車でした。発車前には横断幕も。

秋田~秋田港は、男鹿線のキハ4両編成で往復。「秋田港クルーズ号」のサボつきで、さながらクルーズ列車の趣です。往路は秋田12:16発→秋田港12:31着、復路は秋田港15:00発→秋田15:18着の予定。貨物支線は距離は短いながらもカーブが基調で、列車はゆっくり進みます。秋田港ホーム進入線前の一時停車などもあり、実際は数分遅れの到着。帰りの秋田駅到着時刻も5分ほどビハインドでした。希少な運行をより長く堪能できたという点ではよかったと言えます。

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(ツアー特典の例)秋田臨海鉄道オリジナルエコバッグ。この中に、クリアファイル、記念参加証、会場案内、「駅カード」が入っていて、サービス満点。
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(ツアー特典の例)秋田臨海鉄道オリジナルネックストラップ。青帯に白波がポイントです。参加証の番号は、抽選会でのお楽しみ。
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土崎から先、奥羽本線の分岐点付近で撮影。奥が奥羽本線(追分方面)。
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秋田港駅に到着。緑のテントが「空くじなし抽選会」会場。後方の建築物は「ポートタワー・セリオン」。
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今回の団体臨時列車は、「秋田港クルーズ号」のサボつき。グレードアップ感があります。
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秋田港駅駅名標。次の停車駅は土崎になっています。

秋田港駅は、貨物駅の中に旅客用の最低限の施設を設けたような感じでしたが、2018年4月開設というだけあってパッと見は新駅そのもの。ホーム長は4両編成に合わせてあるため、ホーム上から列車の先頭部が撮りにくいというのが難点・・・その代わり、駅前のスペースが広々としているので、編成をあらゆる角度から撮ることが可能です。

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旅客用の秋田港駅全景をポートタワー・セリオン(展望台)から撮影。貨物駅の中にホームや設備を整備したのがわかります。停車しているのは今回の団体臨時列車です。
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秋田港駅駅舎(実質的には待合室)。室内では、ヘッドマーク、模型、車票などの展示がありました。

今回のイベントはそうしたスペースを含め、広い構内を活かす形で展開。滞在時間は2時間半あった訳ですが、持て余すことはなく、丁度いいくらいのスケールでした。

*「秋田臨海鉄道特別公開2020」については、注目ポイントなど多々あったので、番外編として次回改めてご紹介しようと思います。

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秋田臨海鉄道特別公開2020」・・・10/17・18、2日間の開催でした。

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#3509 虎ノ門ヒルズ(2020.6.6)

幸いなことに(万全とは行かないまでも)、外出自粛の様相も緩和されてきたので、予告通り、高輪ゲートウェイ駅に次ぐ都内新駅、東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ」に足を運ぶことにしました。ここ数か月は遠出もしなければ、旅もせずにつき、駅の新たな乗り降りもすっかりご無沙汰に。3月14日の開業日に「高輪ゲートウェイ」を訪ねて以来の乗り降りです。

開業日がどうなるか気になるところでしたが、5月14日付のリリースで予定通り6月6日というのが確定的になったことから、その日は他の用事を入れないようにして、新駅参りを優先。ただし、人出が少なそうな時間帯に動くことにしたため、スタートは遅めでした。

6月6日はありがたいことに、改札を一旦出てからも通し運賃で乗り換えが可能な「乗換駅」の組み合わせが増え、さらに乗換時間も30分から60分に変更(倍増)となる初日。虎ノ門ヒルズ駅もその乗換駅の対象で、銀座線の虎ノ門駅との乗り換えができる設定込みでの開業と相成りました。せっかくなので、この設定を試しつつということで、虎ノ門で下車。乗り換えついでに虎ノ門ヒルズに行く形にしました。

両駅間は「地下歩行者通路」を使えば約450m、地上に出て桜田通りの歩道伝いに行けば約400mという距離。虎ノ門を出た際、その地上ルートに近い側だったので、桜田通りを南に向かう感じで新駅に向かうことにしました。が、虎の門二丁目交差点付近を中心に、大がかりな工事が進行中。虎ノ門ヒルズ駅の出入口は、工事現場に押されるような状態で目に付く案内もないので、戸惑うこと必至と思いました。加えて、出入口は方面別に独立していて、虎の門二丁目交差点基準で桜田通りの右側が北千住方面、左側が中目黒方面となっているので、なかなか厳しい印象。ホームは対面式で、各ホーム間を行き来できる通路が改札内にないため、とにかく最初に確認すべしという訳です。乗換時間が延びたのは、こうした不便さに対応するためという面もありそうです。

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虎ノ門ヒルズ駅「A2」出入口(北千住方面)。工事現場(虎ノ門一・二丁目地区再開発事業「A-1街区」)に囲まれるような状態で、近くまで来ないとわからないのが何とも...

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「A2」出入口案内(A2=2番線というのが一応救い?)

駅周りが工事中ということのほか、中目黒方面の出入口に至ってはいかにも仮設な趣で、とりあえず開業した…という観があります。北千住方面のホームに入ると、天井部、壁面ともにまだ途上の様相。駅名標なども仮に設置したタイプのものでした。

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虎ノ門ヒルズ駅「A1」出入口(中目黒方面)。プレハブのような建物と一体なので「A2」よりは目立ちます。後方の高層建築が虎ノ門ヒルズ(左:ビジネスタワー、右:森タワー)

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虎ノ門ヒルズ駅2番線改札付近。まだ工事中という印象大...

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駅名標、路線案内なども仮設。駅ナンバリングは、虎ノ門ヒルズ駅開業に伴い北千住方面に向かって振り直し・・・霞ケ関~北千住の16駅でもナンバリング部分などは今は仮状態?

高輪ゲートウェイ駅もそうでしたが、当初発表されていたのは(2020年は)「暫定開業」。という訳で、しばらくは暫定の状態が続くものと思います。

何はともあれ、乗換駅の設定をうまく使えば、虎ノ門界隈を散策するなりできるようになったというのは大きいものがあります。東京メトロの場合、250円区間の回数券やきっぷがあれば、一回の乗車でそれなりの範囲の乗換駅を使いこなせると思うので、場合によっては24時間券を使うよりも安上がりになることでしょう。

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最新版の「東京メトロきっぷ運賃表」。虎ノ門ヒルズ駅基準だと、200円区間内で仲御徒町上野広小路、池袋(有楽町線副都心線丸ノ内線)などもOK。

ちなみに今回は、虎ノ門虎ノ門ヒルズのほか、銀座→銀座一丁目の乗り換えでも通し扱いにできました。これに日比谷⇔有楽町、築地⇔新富町の乗り換えも組み込めば、銀座を中心としたエリアはあちこち周遊できることになります。他の組み合わせを含め、いずれ試してみたいものだと思います。

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#3508 高輪ゲートウェイ(2020.3.14)

都内では、2010年10月21日開業の「羽田空港国際線ターミナル*1」(京急)、「羽田空港国際線ビル」(東京モノレール)以来の新駅となった「高輪ゲートウェイ」。開業日の3月14日、早速訪ねることにしました。

この日は、雨だ雪だのであいにくの天気に加え、日中に気温が下がる真冬のような日。それでも混み合うことはわかっていたので、午後遅くに着く感じで向かいました。

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高輪ゲートウェイ駅名標駅ナンバリングの上には、スリーレターコード「TGW」も付されています。駅名の字数は8字。都内のJR駅では最長です。

新宿から山手線で直行し、着いたのは16時過ぎ。人出が多いことはわかりましたが、思っていたほどではなく、入場規制もなし。構内で混雑が見られたのはコンコース階の一部(ホームや大屋根を撮るのに適したエリア)に限られていました。エキナカ店舗はオープン日をシフトしていて、各種ロボットの出番もない時間帯だったので、人の流れも適度に分散。純粋に新駅を楽しむことができました。

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高輪ゲートウェイ駅、内部の様子。白い膜材を使った大屋根が一大特徴です。全体的に木材を多用しているのもポイント。

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京浜東北線ホーム上階にあたるコンコース階の中央部には、「鉄道テラスビジョン」が展開。3月中は東日本の風景などを静止画像で投影し、4月からはダイナミックな映像が流れる予定です。

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「鉄道テラスビジョン」の隣からは、車両基地電留線(東京総合車両センター田町派出所)の一部を見渡すことができます。正面の建物は、品川駅構内電留線総合事務所ビル。

驚いたのは、券売機できっぷを買う列の長さ。案内ボードには、約180分待ちの表示が出ていて、人気アトラクション並みでした。新駅開業で付き物の記念きっぷは、ネットショップでは発売されたものの、現地では扱いがなかったため、今回のような紙券特需が起こったのでしょう。予め発券して手売りで発売する手もあったと思いますが、想定外だったのだと思われます。

16時台の東京の気温は1.7℃。仮に待ち時間が短かったとしてもとてもとても... 開業記念スタンプの方も25分待ちとかで、断念しました。

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都区内パス」での自動改札出場時の様子

記念として手元に残ったのは、「祝!高輪ゲートウェイ駅開業」のメッセージ入り都区内パス。このパスを使って出入場し、再び都内全駅の乗降達成となりました。ICカードタッチ部が斜めになっている新型改札機については、またの機会に試そうと思います。

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高輪ゲートウェイ駅外観

なお、高輪ゲートウェイ駅は、報道公開(2019.11.16、2020.3.9)の際にあちこち見学させてもらっているので、予備知識は(自分としては)十分。開業日は、それらのおさらいを兼ねつつ、報道公開では解禁されていなかった場所を重点的に見て回りました。結果、駅内外での滞在時間は50分ほど。帰りは、京浜東北線で品川方面に向かいました。


次の都内新駅は、東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ」。予定通りなら6月6日に開業します。その日に足を運ぶつもりですが、どうなりますやら・・・その頃には平穏な日常が戻っていることを願うばかりです。

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*1:3月14日に駅名変更し、「羽田空港第3ターミナル」に。東京モノレール側も同名になりました。

#3507 天童南(2020.1.14)

1月14日は祝日明けの火曜日ということもあり、美術館や記念館などはどこも休館。天童温泉で宿をとっていたので、開館日であれば天童市内のそうした施設を訪ねることもできた訳ですが、もともと大した予定は立てていなかったので、イオンモール天童でゆったり過ごすことにしました。

天童温泉からは、無料のシャトルバスでモールに直行できます。鉄道駅にアクセスするには路線バスを使うのがメインですが、このバスでもそれが可能なのがポイント。イオンモールから徒歩3分(公称)で、天童南駅に行けるのです。ありがたい話です。

イオンモールには11:20には着いていて、そこで4時間半ほど滞在。天童南駅には15:50頃に着き、20分後の山形行きを待ちました。

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天童南駅外観

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天童南駅駅名標。高擶までは南に1.3km、天童までは北に2.1km。

天童南駅は2015年3月の開業。山形県内で最も新しい駅です。駅は至ってシンプルで、一面一線。券売機も一台のみです。新駅なので、簡易Suica改札機がありそうなものですが、それもなし。券売機で山形までのきっぷを買い、乗車しました。

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天童南駅時刻表。待っている間、上りの「つばさ」(15:55通過)、16:03発の新庄行きが来ました。

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山形行き普通列車(天童南16:10発)

この日の新たな駅の乗り降りは、天童南のみ。旅先でこれといった観光もせず、未乗降の駅を訪ねることも特段なしというのはあまりないことですが、たまにはいいかも知れません。大きなショッピングモールの近くに駅があるからこその過ごし方だったと思います。

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#3506 東照宮(2020.1.13)

愛子を10:47に出て、東照宮には11:07着。愛子~仙台は列車本数が多いものと思っていたところ、次の仙台行きは何と11:47発・・・という訳で、その40分が東照宮での参拝等の時間と相成りました。

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仙台行き普通列車東照宮11:07発)

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東照宮駅駅名標、時刻表。11時台の仙台方面は2本のみ。

東照宮駅は一面一線の小駅。駅舎もコンパクトなので、本来なら全体を収めやすいはずですが、隣接する東照宮二丁目公園の木々に阻まれて思うように撮れません。ということで、東照宮に通じる踏切道からズームで何とか撮影したのがこの一枚です。

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東照宮駅外観

この日の東照宮は、それほどの人出はなく、御朱印も速やかにいただくことができました。次の14日は「どんと祭」の開催日だったので、一日ずれていたらお参り=大仕事になっていたかも知れません。駅の利用者もおそらく多かったことでしょう。賑わう駅も見ものだとは思いますが、撮影等には制約が出てきます。何はともあれ13日でよかったです。

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仙台東照宮にて。写真の随身門は国指定重要文化財

東照宮到着時点で、仙山線の完乗も達成。この後は、岩切~利府、塩釜~高城町(仙石東北ライン)などの未乗区間に向かうプランも考えていましたが、ダイヤがかみ合わず断念することに。塩釜、本塩釜で主に過ごし、仙石線仙山線と乗り継いで、山形方面に向かいました。

仙台まるごとパス」を使っての新たな乗降駅も東照宮以降はなし。乗り降りミッションという点では、成果の少ない2日目でした。

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#3505 愛子(2020.1.13)

秋保温泉のホテルをチェックアウトした後は、バスを乗り継いで愛子駅へ。秋保・里センターから仙台市営バスに乗れば、時刻表上は15分ほどで着く予定(10:13発→28着)でしたが、愛子駅に着いたのはなぜか5分遅れ・・・接続列車として記載のあった10:34発の仙台行き快速列車には間に合いませんでした。

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愛子駅外観。駅舎が新装したのは、2年前(2018年1月20日供用開始)。

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愛子駅駅名看板

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愛子駅駅名標。副駅名は「秋保温泉口」。背景の写真は温泉ではなく「秋保大滝」。

この時に考えていた行先は、東照宮。快速は停まらない駅なので、10:34発に乗る必要はなかった訳ですが、快速停車駅(例:国見、北仙台)で降り乗りをした後に後続の普通列車に乗り換えるという選択肢はありました。間に合わなかった以上は仕方ないので、駅構内で過ごした後、10:47発の普通列車(当駅始発)に乗車。時間的にはちょうどいい感じでした。

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仙台行き普通列車(愛子10:47発)

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