乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3739 鱒沢(2022.10.23)

釜石~鵜住居の往復の後は、ホテルで軽く朝食をとってからチェックアウト。次は釜石9:03発の花巻行きで新花巻に向かう訳ですが、ホテルを出たところで「SL銀河」の牽引機(C58-239)が単機で走って行くのを見たものだからとにかく急ぐことに。ホームには8:50頃に着き、C58-239などの撮影(後段参照)に励む格好になりました。

前日とは打って変わって、この日は晴天。釜石線の未乗区間上有住~釜石)の撮影は、雨かつ薄暗い中では難しかったものの、晴れていればバッチリです。改めてトンネル、カーブ等を堪能しつつ、山間部の車窓を満喫。かつて「SL銀河」に乗車した区間上有住→花巻)に入った後は、景色をおさらいする感じになり、ゆったり過ごすことができました。

釜石に向かう際には停車時間長めの駅はなかったのですが、この時の花巻行きは遠野で13分のほか、鱒沢で4分というのがありました。鱒沢10:31着-35発というのは予めわかっていたので、到着してすぐに降車。線路を横断し、駅の外に一応出てから再度乗車しました。駅を出た先では猿ヶ石川が望めた筈ですが、さすがにそこまでは行けず... 早めに引き返し、行き違いの下り列車が来る前に車内に戻った次第です。

花巻行き普通列車(鱒沢10:31着)
鱒沢駅駅名標エスペラント語愛称は「天の川」を意味する「Lakta Vojo」。
鱒沢駅外観
鱒沢駅入口

新花巻到着は定刻の11:11。この後は「JR東日本パス」を存分に活用すべく、新幹線の行ったり来たりに臨みます。



釜石駅で待機するC58形238号機。10月の運転日限定で「鉄道開業150th」ヘッドマークが掲出。

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#3738 鵜住居(2022.10.23)

JR東日本パス」最終日は、三陸鉄道の短距離往復からスタート。早起きできたので、釜石6:55発の宮古行きで、今度は北に向かうことにしました。

前夜同様の折り返しパターンで、この時も選択肢は三つ。両石(7:03着-25発)、鵜住居(7:07着-21発)、大槌(7:12着-16発)のいずれかでしたが、現地で過ごす時間が程よかった鵜住居を訪ねることに。以前に「震災学習列車」の案内などで当駅が一つのスポットになっていて、覚えがあったというのも決め手になりました。

この日は朝から上天気。再建されて4年ほどの駅、カラフルな「スマイルトレイン」(36-702)ともに晴れ晴れとしていて、上々の一枚を撮ることができました。

宮古行き普通列車鵜住居7:07発)。36-702「スマイルトレイン」(#Thank You From KAMAISHIラッピング車両)でした。
鵜住居駅構内
待合室内の列車時刻表。7:07着→7:21発の組合せはなかなかでした。1面2線で行き違いができるため、上り・下りの同時発車も2本(9:15、11:10)あります。
鵜住居駅ホーム。踏切への通路はホーム南側にあります。

列車を見届けた後、駅の外へ。駅名標に記されていた「トライステーション」は駅の愛称のようで、駅舎(待合室)の外面にもその表記があるのが回り込んでみてわかりました。駅前には「釜石祈りのパーク」「いのちをつなぐ未来館」「鵜の郷交流館」から構成される「うのすまい・トモス」があり、一大拠点の様相。朝早かったため、屋内施設は外観を見るばかりでしたが、パークの方は一望できました。衝撃的だったのはやはり「津波高のモニュメント」。モニュメント上辺部の高さは海抜11mとのことで、改めて津波の脅威を思い知ったのでした。

鵜住居駅(待合室)外観



「うのすまい・トモス」案内板
「釜石祈りのパーク」案内板。右手の山の下側に見える黒い棒状の壁が津波高を示すモニュメント。



釜石行き普通列車鵜住居7:21発)

黙祷の後、再び駅へ。帰りの釜石行きは36-704を先頭にした2両編成でした。席にゆとりがあったので、海側のクロスシートでゆったり。思えば釜石方面に向かって移動するのは1990年8月の旅*1以来・・・両石湾を見ながら、当時も同じ海を眺めていたことをふと思い出しました。

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*1:この時の宮古~釜石は山田線。列車は宮古11:04発→釜石12:31着でした。

#3737 唐丹(2022.10.22)

釜石に着いたところで釜石線は完乗。着いたのは16:41でした。

この日の移動中は基本的に雨で、釜石でようやく上がったかどうかといったところ。雨空ということもあり、辺りはすでに暗い感じでした。こうなってくるとこれ以上の外出は無用で、ホテルにチェックインしてあとはゆっくりでもいい訳ですが、「JR東日本パス」があるとそれではもったいないという話に。三陸鉄道でも使える以上は短距離でも行って戻ってをするのがよかろうとなり、南下することにしたのでした。

乗る列車は釜石18:18発の盛行き。折り返すパターンでの降り乗りになりますが、選択肢としては平田(18:22着-19:02発)、唐丹(18:29着-58発)、吉浜(18:36着-49発)の三つがありました。地図で見て、海に近そうだったのが唐丹。釜石駅で尋ねると、夜は駅だけが明るく周りは暗いとのことだったので悩ましかったものの、逆にその暗さを体感するのもいいだろうと考え、唐丹をめざしました。

長いトンネルを抜けると間もなく。確かに駅は明るく、ホーム上ではいろいろ撮れましたが、駅の外に出るとほぼ真っ暗・・・駅舎を撮るのもひと苦労でした。

盛行き普通列車(唐丹18:29発)
唐丹駅周辺案内。駅の北側を流れる片岸川は「さけの川」として有名。唐丹駅のキャッチコピーも「さけのふるさと」。
唐丹駅外観

駅の前は国道45号が通り、その道路の先200mほどで海(唐丹湾)に出られるところ、あまりに暗いため、海も何もありません。夜景モード、強制発光などいろいろ試みたものの写るものは乏しく、お手上げ状態。散策するのも困難な感じでした。

とにかく時間はあったので、あとは暗さを逆手に雲の切れ間からのぞく星を眺めるなどして過ごすことに。釜石行きの列車が来た時はただただ眩しく感じました。

唐丹駅は、上下各11本が発着。1面2線の駅なので上り下りの行き違いがあり、同時刻に発車するケースが3本(8:44、11:49、15:59)あるのがわかります。
唐丹駅駅名標。明るいのは待合室側なので、ホームの南側などはやはり暗め。



唐丹から乗ったのは「36-714」でした。(釜石駅到着後の様子)

釜石19:07着を以って、パスの旅2日目は終了。3日目は早起きプラン(可能であれば)が控えていたので、早めに休むことにしました。

釜石駅外観。左がJR、右が三陸鉄道。釜石駅は1990年8月の旅で、山田線(当時)から三陸鉄道に乗り換える際に下車済み。

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#3736 新花巻(2022.10.22)

秋田駅開業120周年イベント」のうち、駅構内で行われていた分(五能線ジオラマ展示など)もひととおり見物できたので、あとは新幹線を乗り継いで岩手県内の未乗区間をめざすのみ。秋田12:13発の「こまち24号」→盛岡14:08発の「やまびこ64号」という乗り継ぎで、新花巻で下車(14:19着)という行程でした。

E5系「やまびこ64号」@新花巻駅
東京行き「やまびこ64号」(新花巻14:20発)

在来線の新花巻は、かつて快速→普通の乗り換えの際に下車し、40分ほど滞在(→#3008。その時以来、約7年ぶりの新花巻ですが、新幹線の駅は今回が初となります。新幹線乗り放題の「JR東日本パス」あっての話で、ありがたく改札を通過。普通列車が来るまで時間があったので、改めて駅舎や駅周りを見るなどゆったり過ごせました。

東北新幹線発車時刻」など。当駅の新幹線発着本数は上り下りとも19本ずつ。
新花巻駅外観

2015年の釜石線の旅では上有住(→#3009で折り返したため、その先(上有住~釜石)が未乗のままでした。ようやく実現の運びとなった訳ですが、そのアプローチは割と楽だったことにふと気付いた次第。日本海側(秋田)から太平洋側(釜石)までを午後の間に横断するというのもなかなかない話で、その所要時間は実に4時間半弱・・・これまたパスのおかげとつくづく思います。

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#3735 泉外旭川(2022.10.22)

秋田~新屋の往復の次は、県内で最も新しい駅の降り乗りへ。2021年3月開業の泉外旭川です。

秋田では4分の乗り換えで、10:38発の男鹿行きに乗車。泉外旭川には10:42に着きました。この後は10:59発の東能代行きで土崎まで行ってから秋田に戻る手もありましたが、10:56発の秋田行きに乗る、つまり単純往復することに。朝の大雨は収まったものの、雷が断続的に鳴っていて不安定な様相だったことから早めに戻るプランにしたのでした。

男鹿行き普通列車(泉外旭川10:42発)

秋田貨物駅が近くにあり、奥羽本線の上下線の間隔が開く一帯に設けられたため、下りホームと上りホームは離れ離れ。形式的には2面2線ですが、それぞれを単独で見ると1面1線の駅という印象です。

外旭川駅下りホーム(2番線)。上りホーム(1番線)は左方、離れた場所にあります。
外旭川駅構内通路
「泉外旭川駅発車時刻」。男鹿線奥羽本線の2線分の列車が通るため、一定の本数があります。

駅舎に相当する待合室などは両ホームの間にあり、そこを抜けて階段などで下に行くと東西を結ぶ地下道に出ます。駅~地下道~東西の各出口はエレベーターを介したバリアフリールートも確保されていて万全。さすがは新駅だと思いました。

外旭川駅駅舎
駅と東西出口を結ぶ地下道。駅構内ではないため、24時間通行できます。

東西の各出口には駅前広場もあり、名称は西が「泉駅前広場」、東が「外旭川駅前広場」(→参考PDF。ホームが離れていることを考えると、下りホーム(2番線)は泉駅、上りホーム(1番線)は外旭川駅と見なすのも良さそうです。

外旭川駅前広場。駅の所在地が秋田市泉菅野のため、地下道の名称は「菅野地下道」。愛称は「泉外旭川Weロード」。
外旭川駅西口。広場という感じがあまりしませんが、当地の公称はあくまで「泉駅前広場」。
秋田行き普通列車(泉外旭川10:56発)。八郎潟からの列車で、それなりに混んでいました。


秋田には11:01着。前日に回送シーンを見送ったE655系がこの日は横手行きの団体臨時列車として運転され、その出発するところ(11:14発)に間に合いました。

E655系団体臨時列車、出発前の様子

土崎に行っていたら見られなかったE655系の発車シーン。新屋&泉外旭川プランは我ながら上出来だったと思います。

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#3734 新屋(2022.10.22)

10/21に秋田入りした理由の一つが10/22開催の「秋田駅開業120周年イベント」。午前中はイベント用に時間を空けていたのですが、記念入場券を買うなどの予定が思いがけず早く済んだので、近場の未乗降駅を訪ねることにしました。

時刻表をチェックしたところ、羽越本線の短距離往復が可能なこと、その次は奥羽本線でも同じようなプランを組めることが判明。という訳でまず乗ったのが10:02発の新屋行きでした。

降り乗りの候補は、羽後牛島か新屋かの二択。せっかくなので終点まで行って戻ることにしました。新屋では10:09着-26発。乗ってきた列車にまた乗ってという単純往復です。

 新屋行き普通列車(折り返しで、10:26発の秋田行きに)
新屋駅駅名標

上信電鉄上州新屋駅#3708はその名の通りリニューアルされたばかりでしたが、秋田の新屋駅もまずまず。リニューアルされて6年ほどなので、「新屋」の観は十分あります。

新屋駅外観

駅前には周辺のスポット(28か所)と「新屋地区の歴史と地名の由来」を紹介する案内板があり、これまたなかなかの出来。駅近くには温泉があるほか、秋田公立美術大学の施設「アラヤイチノ」「アラヤニノ」(→参考があることがわかりました。この案内板も同学が手がけたものと推察。センスの良さを感じます。

新屋地区の案内板。「周辺観光案内」といった表記がないところがまた秀逸。

土蔵や工房など、見どころがいろいろあることがわかったのが今回の収穫。当駅エリアは時間をつくって再訪したいものだと思います。

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#3733 象潟(2022.10.21)

横手15:04発で、終点の秋田は16:12着。秋田に来たら、奥羽本線でさらに北上するなり、男鹿線五能線方面に向かうなりと選択肢がいろいろ出てきますが、「JR東日本パス」を活用するならやはり特急ということで、「いなほ」に乗るプラン*1を敢行しました。

「いなほ」14号は秋田16:37発。駅前のホテルを予約していたので、チェックインしてからでも余裕がありました。

身軽になって乗車する特急は格別。出発時にすでに日が暮れかけていたので、往路はまだしも復路の車窓は真っ暗という状態でしたが、久々に乗るE653系は快適でした。

せっかくなので未乗降駅へ行こうとなる訳ですが、特急停車駅に限られるので仁賀保か象潟の二択。仁賀保だと17:22着-57発、象潟は17:31着-48発です。暗い中ではどちらも同じようなものなので、より長く特急に乗ることを優先しこの時は象潟へ。「奥の細道 最北の地」かつ「霊峰鳥海山と俳句のまち」の駅を訪ねることができました。

特急「いなほ」14号(象潟17:31着)。E653系「瑠璃色」編成でした。
改札口付近。「奥の細道 最北の地 象潟」と「霊峰鳥海山と俳句のまち 象潟」の二つの横断幕が目を惹きます。
近距離きっぷ運賃表。ここまで来ると遊佐や酒田はあと少しとなりますが、今回は象潟で折り返し。この時間、特急で秋田に帰るには象潟が限界でした。

西に600mほど歩けば日本海が望め、その途中などには「芭蕉が歩いた道」もある象潟。日中で一定の滞在時間があればゆったり過ごしたい地です。

「きさかたエリアマップ」。駅の出入口にあります。海水浴場までは約600m。
象潟駅外観
駅舎同様、駅名看板も趣が感じられます。ライトアップされているのもポイント。

この日はすぐに引き返すパターンだったので、当地の観光はお預け。「いなほ」7号で秋田に戻り、「JR東日本パス」の旅、初日を終えました。


秋田に着くと、6番線にはE655系が停車中。上野からはるばる走ってきた団体臨時列車で、回送で動き出すまでの間、ちょっとした撮影会を楽しめました。これまたいいタイミングだったと思います。

復路の「いなほ」は、オリジナルデザインのE653系でした。6番線には長旅を終えたE655系が停車中。
E655系秋田駅

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*1:奥羽本線普通列車)で森岳まで行き、「つがる」6号で秋田に戻る手もありましたが、乗るなら往復とも特急がいいと考え、「いなほ」プランに。タイミングがよかったというのが決め手です。

#3732 横手(2022.10.21)

北上線の快速で約70分。終点の横手到着を以って、北上線完乗となりました。初乗車にして路線完乗というパターンは、JR線では2021年9月の大糸線以来。途中駅での降り乗りなしで乗り通したのは2021年3月の宗谷本線、日高本線以来でした。これで東日本エリアに限れば、どの区間も全く未乗という路線はゼロに*1。また一歩前進した感じです。

横手駅1番線ホーム。「北上線終点駅」とあり、同線のキロ程(61.033km)もわかるようになっています。

田園風景に始まり、岩沢から勾配区間に入ると一気に山岳路線の様相に転じる北上線。見どころはやはり県境に入る前の錦秋湖の眺めでしょう。この時はキハ1両でほぼ満席だったこともあり、70分のうち60分は立って過ごし、車窓に集中。おかげで湖のほか、後方展望などを満喫できました。

北上線路線図(車内で撮影)。所要時間の目安は、下り(横手方面)が73分、上り(北上方面)が72分。

横手の滞在時間は14:51着-15:04発で10分余り。座って休憩する程度のゆとりはありましたが、このクラスの駅ともなると見るべき撮るべき要素が多々あるため、それらを押さえていると10分はあっという間です。

 横手駅構内(跨線橋から南側を撮影)。中央は乗ってきた北上線のキハ100-37。
横手駅時刻表。北上線上りは6本。奥羽本線は上り17本、下り19本。JR発足時の時刻表を見ると、特急「つばさ」のほか、「あけぼの」や「津軽」などの寝台列車も発着していた横手駅。往時と比べると寂しい印象を受けますが、普通列車の本数は増えていることがわかりました。
横手駅外観(東口)
秋田行き普通列車(横手15:04発)。右隣は15:02発の新庄行き。

次は秋田に向かうのみだったので、横手でゆっくり過ごす手もあったところ、「JR東日本パス」がある手前、より遠くへというのが本分。秋田に着いて余力があれば、行けるところまで行って戻るプランを一つ考えていたので、先を急ぐことにしたのでした。


以下は、ゆだ錦秋湖ほっとゆだで撮った車窓二選です。

錦秋湖
和賀川錦秋湖に合流する地点に架かる橋梁を車両後方で撮影。ほっとゆだ駅は間もなく。

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*1:10/21~23の旅を終えたところで、残るJRの未乗区間函館本線の一部、津軽線の中小国以北、花輪線十和田南以南、只見線の運転再開区間に。全区間未乗の路線は近畿、中国、九州に多く、あわせて16に上ります。

#3731 北上(2022.10.21)

10/14~16の京都&京阪の旅の翌週は、「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」の旅。10/21~23の3日間、新幹線を軸に未乗区間めぐりなどに励み、概ね予定通りの旅ができました。

10/21は、八戸線で乗っていない区間(八戸~鮫)の往復に始まり、全区間未乗だった北上線を乗り通すべく北上へ。八戸から「はやぶさ22号」、盛岡から「やまびこ62号」と乗り継ぎ、北上には13:26に着きました。

「やまびこ62号」@北上駅。当駅発車は13:30。
ホームドアがないため、車体外観の撮影がしやすいのが北上駅のポイント。E5系をこうした構図で撮ったのはおそらく初めて。

在来線の北上駅は1991.2.8に乗降済みでしたが、新幹線駅の方は今回が初めて。新幹線乗り放題という乗車券あっての話で、ようやくとなりました。

北上駅駅名標。両隣の新幹線駅もこの時点では未乗降。

北上線は本数が限られている*1ため、難度は高め。この時はその少ない一本に程よく接続する行程を組み、円滑な乗り換えができました。

北上駅1番線から13:40発の横手行きに乗車。快速でしたが、小松川駅を通過するのみで普通とほぼ同じ。

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*1:区間を結ぶ列車は、横手方面の下りが7本、北上方面の上りが6本。秋の臨時列車は10/8、11/3にそれぞれ1往復設定。

#3775 ふかや花園(2022.11.14)

10/14~16の京都編の次は、「JR東日本パス」編(10/21~23)、さらに岡山・香川編(11/3~5)と続くのですが、順に綴っていくと直近の分がかなり先になってしまうので、11/14の分を前倒しで載せることにしました。秩父鉄道のふかや花園です。

11/14の「埼玉県民の日」は、近年では2018~2020年の3年連続で東武のフリー乗車券(2018年は470年、2019年以降は480円)を使い、未乗降駅めぐりなどに励んでましたが、埼玉県内の東武の駅はクリアできたため、2022年は純粋に観光目的で同フリー乗車券を利用。主に小川町で過ごし、あとはSLパレオエクスプレスのスポット乗車のため、寄居まで。帰りは寄居から朝霞台まで使い、結果として東上線オンリーとなりました。

秩父鉄道も同様に「埼玉県民の日フリーきっぷ」が設定され、11/14は1,000円で全線乗り放題なのですが、今回はパス。SLに乗ること、秩父鉄道の駅では最新の駅を訪ねることに注力し、寄居~ふかや花園の往復にとどめました。

この日のSLパレオエクスプレスは恒例の「SL埼玉県民の日号」として運転。ありがたいことに「秩父鉄道創立123周年記念企画」の一環で、SLの指定席料金がかからない日(→参考に当たっていたため、これに乗らない手はないとなり、スポット乗車することにした次第です。事前に指定席の予約のみを入れ、あとは交通系ICカードで乗り降りするだけ。実にお手軽でした。

SLは寄居15:41発で、ふかや花園には15:52着。埼玉県民の日の記念ヘッドマークを押さえるべく、SL先頭部に急ぎましたが、ギャラリー満員で辿り着けず... SL本体、列車後部を撮るのがやっとでした。

SL埼玉県民の日号@ふかや花園駅
SLパレオエクスプレスはSL(C58-363)+12系客車4両。紅褐色の客車も絵になります。

新設の駅なのでホームは一面一線とシンプル。対照的に駅舎の方はなかなかの造りで、自動改札機が完備されていたのには驚きました。一定の利用者があると見込んでのことと思いますが、これは快挙。いい意味で秩父鉄道の駅らしからぬ印象を受けました。

ふかや花園駅駅名標。「ふかや花園プレミアム・アウトレット」は駅北側すぐ。
自動改札機。創立123周年のステッカーは期間限定。
ふかや花園駅外観。駅の開業年月日は2018年10月20日

駅を出ると目の前には「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が広がり、中に入れば見たり寄ったりでそれなりに時間が経ってしまうもの・・・早ければ16:42発の寄居行きで戻ることを想定していましたが、何だかんだで17時台の3本も見送り、18:18発に乗ることに。すっかり暗くなってしまいましたが、また違った駅の姿を見物できたという点ではよかったと思います。

ライトアップされたふかや花園駅


SLは寄居駅で一応撮影(動画)。ヘッドマークは11/14限定版です。

SL埼玉県民の日号@寄居駅

*次回以降、「JR東日本パス」編がしばらく続きます。岡山・香川編は12月半ば以降に掲載の予定です。

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