新芝浦からは一気に西へ。18きっぷだからこそ行ける御殿場線の未乗降駅に向かいました。
神奈川県内のJR駅でも難度が高めなのが御殿場線の駅。近いところでは下曽我、東山北、相模金子と少しずつこなしてきましたが、運転本数の制約から効率のいい降り乗りができず、この日は意を決してという感じで臨みました。
国府津を12:50に出て、まずは谷峨で下車。13:27に着き、13:51発で折り返す行程です。事前の予報で小田原・足柄方面が雨となっていたのは承知していましたが、まさかここまでの大降りとは...というほどの状況で過ごす20分余り。時間はあっても散策するのは無茶というもので、酒匂川がよく見える場所まで少し歩いただけでも靴に雨水が浸み込むレベルでした。
傘もあまり役に立たないため、早々に駅舎に戻り、構内で長めに過ごすことに。酒匂川の濁流を眺めていると程よい時間になりました。
大雨につき、列車の運行が気になるところでしたが、国府津行きは定刻通りの到着。次は隣の山北での降り乗りとなりますが、時間通りだったため、停車時間を使ってのいつものあわただしいパターンを敢行しました。
時刻表通りであれば、13:56着-59発。駅舎や改札は跨線橋を渡った先でしたが、降車した場所がその階段付近だったことから難なくクリアできました。滞在時間は3分。雨が降っていなければ、より余裕を持った撮影ができたと思いますが、小降りの中ではやはり枚数は限られます。最低限の撮影を何とか済ませ、再びホームへ。実質的には2分ほどで行って戻ってきたようで、発車するまでしばらく間がありました。ホームの西側(谷峨方面)に行けば、駅に隣接する山北鉄道公園、そこに保存されているSL「D52-70」が望めたかも知れませんが、そこまでの時間はありませんでした。
谷峨も山北もかつては小田急線直通の急行「あさぎり」が停車した駅。1991年春のダイヤ改正で、特急「あさぎり」に格上げされたことで、両駅とも特急停車駅からは外れ、普通の駅になりました。それなりの駅であるという印象を昔から持っていて、早くに訪ねるべきと心していた訳ですが、2021年になってようやくの来訪。そういうことなら急行「あさぎり」で来ておくんだったと今は思います。