吾妻線の普通列車は全て高崎からの直通。115系に乗って、ひたすら川原湯温泉をめざします。岩島を出ると、9月24日を最後に列車が走らなくなる区間へ。吾妻川を遠く近くに見つつ、日本一短いとされる「樽沢トンネル」をはじめとするいくつかのトンネルを抜けると、いよいよ川原湯温泉に到着です(10:27着)。次の列車(12:08発)までの1時間半ほどがここでの滞在時間。いつもの乗り降り旅とはかなり趣が異なる過ごし方です。いずれは水没してしまう駅ということで、見納めに来た客は予想通り多く、ホームはちょっとしたラッシュ状態。混雑が収まるまでの間、反対側のホームや待合室を見たり撮ったりして過ごしました。
↑ 10:27発、長野原草津口行き
↓ 上りホームの待合室
改札を通ったのは、下車してから10分ほど経ってから。その後も、駅舎内の様子(特に歴史を感じさせるラッチや窓口など)を堪能し、駅待合室での写真展「川原湯温泉駅&吾妻線の四季」を観賞し、といった具合でゆったり過ごさせてもらいました。
↓ 現・川原湯温泉駅は、吾妻線唯一の木造駅舎。後方の橋は、八ッ場大橋(第一湖面橋)。
駅を出て、かつての温泉街方面に向かったのは10:45頃。新設線と新・川原湯温泉駅まで行って、現駅舎に戻ってきたのは11:50過ぎ。時間的にはちょうどいい感じでした。
↑ 中之条12:44発に合わせ、一旦長野原草津口に回送される「リゾートやまどり」。こうした光景も見納め。
↓ 今回は「ぐんまワンデー世界遺産パス」の旅。記念に「川原湯温泉」の下車印をいただき、駅のきっぷ入れと一緒に撮影。
次に乗ったのも115系でした。10月1日からは、新しい線路を古参の車両が走ることになります。