乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

増毛(2016.09.05)

留萌本線の留萌〜増毛、日本海沿い16.7kmの区間は、2016年12月4日が最終営業日。あと3か月というところで、今回訪れ、無事往復することができました。途中にある7つの駅は、いずれも魅力があり、往路では増毛まで行かず、その途中駅で下車する人もチラホラ。駅の佇まいや沿線の風景など、どこで降りても心に残るもの、絵になるものがあるということなのだと思います。

往路(留萌12:17発〜増毛12:47着のところ12:50着)は車両後方で、復路(増毛12:57発〜留萌13:27着−30発〜)は進行方向左の窓側席で、それぞれ充実した30分を過ごしました。末端の箸別〜増毛は、徐行運転。撮影地として名高い「箸別カーブ」など、カーブが複数あるため、よりスローになる訳ですが、車窓を楽しむ上では、ありがたいスピードです。海や港の景観を堪能することができました。

増毛では、きちんと降りて乗ってをしましたが、廃止が決まっている駅ゆえ、記録上は「番外」。「留萌本線の終着駅」と書かれた看板、終着ならではの車止め、売店などを併設した木造駅舎、ホーム上の人だかり、駅名標など、撮るべきものをひととおり撮り、席に着きました。







最初にして、おそらく最後の増毛駅訪問と、留萌〜増毛の往復。来てよかったという思いと、もうこの車窓は見納め...という無念さが交錯する感じ。復路では、時々窓を大きく開け、海風や潮の香りを満喫しつつ、そんな物思いにふけるのでした。

以下は、沿線の様子です。

(往路撮影)

↓ 阿分〜信砂での緩やかなカーブと、急な斜面。雪が降れば、斜面に積もり、春先になればそれが雪崩になるおそれが。地形や気候のリスクが、この区間が廃止になる理由の一つとされる。




↑ 朱文別〜箸別での海が近づく区間での一枚。奥が留萌方面。この辺りは、海岸線がこぶ状になっていて、線路もそのこぶに沿うようにカーブを描く。

(復路撮影)

↓ 増毛〜箸別での海側車窓。増毛港が見渡せる。




↑ 留萌本線で最も海岸に近い礼受駅。「廃貨車」*1を活用した待合室が目印。

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*1:廃止区間の駅では、舎熊もこのパターン。