勝山永平寺線の旅は、終点の勝山到着で終了。福井口からの所要時間は50分ということで、ローカル私鉄にしては長めの路線でした。住宅地、田畑、歴史的な町並みを通り、九頭竜川を遠くに近くにしながら進む勝山永平寺線。川から離れると、山林、勾配、カーブといった要素が続き、高原鉄道のようでした。車窓の変化が楽しめる路線だと思います。
ともあれ、勝山17:49着を以って、えちぜん鉄道は無事完乗。一日フリーきっぷもお役御免です。1914年の開業当時からの歴史ある駅舎を内外ともにじっくり見物し、隣接する車庫に留置されている電気機関車「テキ6形6号」、無蓋貨車「ト61形68号」の方も長々と見学、撮影。電気機関車は1920年の製造ですが、今もしっかり動くということで感服しきりです。貨車の方はちょうど100年前の製造で、現存する木造貨車としては最古級とのこと。博物館にあれば重鎮レベルの車両が、駅の外で気軽に見ることができる・・・素晴らしい!と思います。