湯田中から信州中野までは、3500系(元営団地下鉄3000系)を堪能する約20分。子どもの時分はこの車両に乗ると、ドア窓がやたら高い位置にあるために景色が見えず閉口していたものでした。そんなことを思い出しつつ、車窓を楽しんでいると信濃竹原に到着。着・発の時刻が明記されたものがなかったため、すぐに発車するものと思っていたら、行き違いの停車時間があることがわかりました。この時、2両編成に乗っていたのは当人一人のみ。貸切のような状態で3500系の撮影ができたのは幸運だったと思います。
13:18着-23発で5分間ありましたが、趣のある駅舎(→参考)があるのは反対側(下り方面)。踏切経由で回り込めば行けないことはありませんでしたが、遮断機が下りてしまうとさすがに間に合わないため断念しました。行き違いの列車は、湯田中行きのA特急「スノーモンキー」。3500系の車内からその通過を見送り、再び貸切のまま終点へ。13:30、信州中野に着きました。
信州中野は中野市の中心駅。駅舎は駅ビル仕様でなかなか立派な訳ですが、駅前や駅周辺は少々寂しい印象でした。次は信濃竹原ですれ違った「スノーモンキー」に乗ることにしていて、その発車時刻は14:02。信州中野では30分ほど過ごすプランにしていたところ、めぼしいスポット等が見つからず、三好町通りを往復した程度となりました。
一つ手前の中野松川から信州中野までは最短距離で約1.2km。30分あれば十分歩いて来れたので、駅数を増やす上でもその方がよかったかも知れません。
とりあえず体力を温存した上で、「スノーモンキー」に乗車。253系に乗ったことはあっても、成田エクスプレスとしての253系は乗車する機会がなかったため、初めて乗る車両という感覚です。次の次の停車駅まででしたが、優雅な時間を過ごすことができました。