乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3435 近江塩津(2019.8.4)

フェニックスまつりに伴う福井鉄道のダイヤ変更等で予定が狂い、13:12発の敦賀行きを見送ることになった訳ですが、18きっぷ利用での移動となると、次の列車は1時間後・・・14:12発になります。特急に乗って敦賀で追いついて、当初の行程に合わせるというのも考えましたが、無理をするのはやめ、せっかくなので当のフェニックスまつりを見物するなどして過ごしました。結果的にはよかったと思います。

予定では米原から大垣に出て、岐阜県内のJR未乗区間などを探訪することにしていましたが、1時間ずれたことでその部分をカット。この日の宿泊先に早めに着くような行程に変え、当地でのイベントにより多くの時間を充てることにしました。

さて、北陸本線米原まで向かう場合、敦賀(15:04着-23発)、近江塩津(15:39着-16:07発)、米原(16:42着)の順になり、これは福井基準で10時~15時の時間帯は、毎時12分発で共通。13:12に出ていれば、米原は15:42に着くということになるため、単純に+1時間という行程です。乗り換えの近江塩津は、これまで何度か北陸本線を通っていた割には思いがけず今回が初。30分近くというのはさすがに間延びした観はありますが、米原方面は当駅始発なので、車内で待機できる時間があるのは救いでした。この日も暑く、駅周辺で過ごすには限度があったのです。車内で待つこと10分余り。ありがたい限りでした。

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敦賀発・姫路行き新快速(近江塩津15:40発)。この列車は湖西線経由のため、米原方面に行くには近江塩津で乗り換える必要があります。

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近江塩津駅ホーム(高架)。駅周辺は至ってローカルですが、構内は広め(2面4線)です。

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近江塩津駅外観。趣ある駅舎です。

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ホームを下ると、このような通路があり、西側の改札と駅舎に通じています。奥(東側)が少し高くなっていて、傾斜があるのが特徴。ひんやりした風が通り、ここでしばらく暑さをしのぎました。

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#3433+3434 田原町(2019.8.4)

越美北線九頭竜線)の初乗車&完乗を終え、福井県内のJR路線についても全区間達成となりました。こうなると、福井県鉄道路線完乗というのも見えてきます。時間的に厳しい観はありましたが、その残る区間を乗りに行くことにしました。

当初の計画では、九頭竜線での福井着12:22から、北陸本線での福井発13:12の50分の間に、未乗区間として残っていた福井鉄道田原町~福井城址大名町*1をとにかくクリアすべく、えちぜん鉄道福井鉄道と乗り継ぐことにしていました。両線とも本数がそれほど多くないことを考えての順序で、福井(12:39発)~田原町(12:48着)、田原町(12:54発)~福井城址大名町~福井駅(13:04着)と、時間的には正にぴったり。福井鉄道福井駅に着き次第、JRの福井駅に向かえば北陸本線の列車に何とか間に合うだろうというプランだったのですが...

えちぜん鉄道田原町には、とりあえず定刻に着きました。前日も通っていましたが、下車したのはこの時が初めてです。

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三国港行き普通列車田原町12:48発)

当駅は福井鉄道との接続駅ですが、福井鉄道の車両がえちぜん鉄道に乗り入れる(その逆も)ようになったため、鉄道会社の別が感じられず、構内全体で捉えると一体感があります。駅舎や窓口も一本化できそうですが、それらは一応別々なので、乗り換えの際は、①えちぜん鉄道側の改札を出て、②構内踏切を通り、③福井鉄道側の窓口できっぷを買い、といった流れに。ただし、両線の直通列車(フェニックス田原町ライン)に乗って福井鉄道方面(福井駅、越前武生など)に行く時は、えちぜん鉄道側のホームに戻ることになります。今回が正にそのパターンでした。

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田原町駅ホーム。1~3番線まであり、1番線(左)は福井鉄道、3番線(右)はえちぜん鉄道の専用。2番線はフェニックス田原町ライン用で、福井鉄道えちぜん鉄道の両方の車両が発着。

何事もなければ、福井鉄道側のホームから福井駅行きに乗って、それで行程通りとなるはずでしたが、下調べが甘く、その予定は見事に不成立に。「福井フェニックスまつり」開催に伴い、会場の一部が福井城址大名町~福井駅にかかるため、同区間が運休!だったのです。一部区間運休だけならまだよかったのですが、その関係でダイヤも変更。乗る予定だった12:54発の運用はなく、次は13:03発(越前武生行き急行)ということを知らされ、衝撃を受けるのでした。

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福井鉄道側の田原町駅にて。「フェニックスまつり開催に伴う・・・運休のお知らせ」

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待っている間に、2番線には鷲塚針原行き(直通)が到着。福井鉄道の車両が並ぶシーンが撮れたのはよかったと思います。

13:03発になる上、福井駅には行かないとなれば、北陸本線の列車(福井13:12発)に間に合う道理はありません。行程の見直しは、福井駅に着いてから考えることにして、おとなしく越前武生行き(フェニックス田原町ライン)で福井城址大名町まで乗ることにしました。この時の車両は、えちぜん鉄道の「ki-bo」(キーボ)。いい記念にはなりました。

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「ki-bo」到着シーン

福井城址大名町に着いたのは13:08。これにて福井県内の鉄道路線はひとまず完乗です。この後は、線路上に展開された出店などを眺めつつ、のんびりとJRの福井駅へ。福井鉄道福井駅は、JR側に移設するとともに、福井駅前(#2475)から福井駅に改称した経緯があります。厳密に言えば(旧)福井駅前から(現)福井駅までの140mほどが未乗区間として残っている訳ですが、北陸新幹線の福井延伸時など、次の機会にとっておこうと思います。

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福井鉄道福井駅。運休中につき、車両の発着もなければ、乗降客もなし。福井駅行きが運転していれば、ここまで来れた訳ですが...

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*1:かつては、市役所前(#2468)。2010年2月にここから乗り、南に向かいました。北の方には行く時間がありませんでした。

#3432 九頭竜湖(2019.8.4)

越前大野を10:17に出て、終点の九頭竜湖へ。越美北線九頭竜線)はこれが初乗車です。

沿線風景は主に田畑や山並み。途中、柿ヶ島の手前で九頭竜川を越えると、あとは近くに遠くに川に沿うようになり、景観も一変します。そして、10:36に勝原を発った後はほぼトンネル区間。トンネルを抜け、少し進むと終点(10:49着)です。往路の約30分のうち、4割方はトンネル・・・九頭竜線=山岳路線という印象を強く持ちました。

越前大野九頭竜湖に限ると、1日の本数は上下各5本。10:58発の次は何と14:35発です。九頭竜湖駅での時間は10分に満たないことになりますが、こればかりは致し方ありません。ホームでの撮影は最低限、駅舎の見学、撮影も簡単に済ませ、あとは駅周りをざっと眺めた程度。日付印入りの到着証明書(ポストカード)を窓口で入手できたのが何よりの記念になりました。

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九頭竜湖駅10:49着→折り返し、福井行きに(10:58発)

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駅舎はログハウス風。「中部の駅百選」に選定されています。

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運賃表の銘板をはじめ、駅舎は全体的に木が基本。越美北線起点の越前花堂までは970円。営業キロは52.5km。

という訳で、九頭竜湖を後にして、あとは福井に向かうだけ。復路は九頭竜線を乗り通すことになりますが、総じて風光明媚な路線だと思いました。青々とした水田が映えるのはこの時季ならではでしょう。夏の九頭竜線、おすすめです。

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山並み、水田(越前富田~下唯野)

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九頭竜川の渓流美(柿ヶ島~勝原)

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美山から西は足羽川沿い(越前高田~一乗谷

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#3431 越前大野(2019.8.4)

8月3日は、えちぜん鉄道の旅の終着、勝山で一泊。4日はまず、勝山から京福バス越前大野に向かいました。

降車したのは、大野銀座。時刻表では8:23着で、概ね時刻通りでした。ここからは観光などをしながらゆっくり越前大野駅まで歩き、10:17発の九頭竜湖行きに乗るというプラン。時間的にはちょうどいい感じでした。

f:id:ekilog:20190819230831j:plain>越前大野駅。城下町の玄関口にふさわしい建築様式になっているのが特徴です。

駅に着くと、乗る列車が到着したところ。発車まで10分以上ありましたが、2両編成をここで切り離す作業が控えているため、停車時間が長め・・・ということをあとで知りました。

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九頭竜線普通列車越前大野10:05着-17発)

18きっぷに日付印をもらい、入場。構内踏切、「安全の鐘」などを見物、撮影してからホームに上がると、すでに切り離しを終えたところでした。後方1両は折り返しで福井行き(10:15発)に、前方1両が九頭竜湖行きになるため、乗るのは前方です。

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九頭竜線越前大野九頭竜湖では、今となっては希有な「スタフ閉塞」が現役。ワイヤと革製ケースを組み合わせたこの器具を目にすることができるのは、JR西日本エリアでは九頭竜線のみ。

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切り離し後、左が福井行き、右が九頭竜湖行きに

時間的な余裕はありましたが、席を確保する必要もあり、ホーム上での撮影は手短に済ませました。撮ったのは分割後の車両程度で、福井行きの発車シーンは見送り。「JR金沢支社 最後の腕木式信号機」をしっかり撮ることができたのはちょっとした成果だと思います。

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腕木式信号機の実物が見られるのもまた貴重。「JR金沢支社 最後の腕木式信号機」のボードには、1993.10.1の日付が入っています。

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#3430 勝山(2019.8.3)

勝山永平寺線の旅は、終点の勝山到着で終了。福井口からの所要時間は50分ということで、ローカル私鉄にしては長めの路線でした。住宅地、田畑、歴史的な町並みを通り、九頭竜川を遠くに近くにしながら進む勝山永平寺線。川から離れると、山林、勾配、カーブといった要素が続き、高原鉄道のようでした。車窓の変化が楽しめる路線だと思います。

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17:49、勝山に到着。左のホーム待合所は、登録有形文化財です。

ともあれ、勝山17:49着を以って、えちぜん鉄道は無事完乗。一日フリーきっぷもお役御免です。1914年の開業当時からの歴史ある駅舎を内外ともにじっくり見物し、隣接する車庫に留置されている電気機関車「テキ6形6号」、無蓋貨車「ト61形68号」の方も長々と見学、撮影。電気機関車1920年の製造ですが、今もしっかり動くということで感服しきりです。貨車の方はちょうど100年前の製造で、現存する木造貨車としては最古級とのこと。博物館にあれば重鎮レベルの車両が、駅の外で気軽に見ることができる・・・素晴らしい!と思います。

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勝山駅の駅舎も登録有形文化財。2004年に指定されました。

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勝山駅外観。駅舎内には「えち鉄CAFE」もあります。

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電気機関車「テキ6形6号」と無蓋貨車「ト61形68号」

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「テキ6形6号」の解説・・・「旅客会社で所有する動態可能な電気機関車では、日本最古」とあります。


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九頭竜川の眺め。小舟渡駅付近が最も川に近く、駅の前後1kmほどの区間でこうした光景が見られます。

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#3428+3429 松岡&観音町(2019.8.3)

えちぜん鉄道三国芦原線往復を終え、次はもう一方の勝山永平寺線へ。福井口での乗り換えは16:26着-29発で、同一ホームでOK。ただし、少々遅れての到着だったので、あわただしい乗り換えとなりました。

当初は、このまま終点の勝山まで乗り通す予定でしたが、時刻表を見ながら再検討。三国芦原線と同じく、行って戻ってができる組み合わせがあると考え、松岡16:44着-55発、観音町16:57-17:12発というのを見つけました。勝山に着くのは一本遅れ(+30分)になりますが、まだまだ明るいうちなので余裕です。

たまたまでしたが、松岡も観音町も有人駅。有人駅となれば、駅舎も同じような感じだろうと思いきや、大きく異なるものでした。

松岡駅の駅舎は、1914年の開業以来のもので、登録有形文化財でもあります。観音町駅の方は、実に簡素な建物で、その存在感も独特。細い道を入った先に駅舎があり、近くの踏切から何とか全体像が撮れるという小駅でした。

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勝山行き普通列車(松岡16:45発)

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勝山駅外観

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福井方面は構内踏切を渡った側。16:55発の福井行きは数分前に入線。


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観音町駅外観

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勝山行き普通列車(観音町17:12発)

どちらも味わいがあり、駅を眺めているうちに時間が経ってしまった次第。松岡駅からは、400mも歩けば九頭竜川永平寺町役場にアクセスできましたが、さすがに10分では難しいものがありました。

観音町~松岡の一帯は、勝山街道沿いを中心に史蹟や名所がいろいろあることを現地で知りました。機会があればまた、と思います。

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#3426+3427 三国港&あわら湯のまち(2019.8.3)

新田塚14:55発で、ひたすら終点へ。主に田園地帯を進むこと30分、15:28に三国港に着きました。三国芦原線はこれで完乗です。折り返しは15:39発なので、滞在時間は10分ほど。駅からは九頭竜川の河口部が見え、すぐにアクセスできそうでしたが、さすがに10分では厳しかったので、駅周辺で過ごすにとどめました。港近くにある終着駅というだけあって、ホームも駅舎もそれらしい趣があり、総じて絵になる駅だと思いました。

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三国芦原線の終点、三国港駅

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三国港駅駅名標

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レトロモダンな印象の三国港駅駅舎。駅名看板も味わいがあります。

三国芦原線の復路は、福井口に着くまで特に降り乗りの予定はなし。途中、あわら湯のまちで行き違いがあるということがわかり、取り急ぎ下車しました。その列車(三国港行き)が来るまでは動けるので、様子を見つつ改札を出て、駅舎を撮り、急いで車内に戻りました。たまたま改札がすぐの場所だったため、敢行できた次第。この時の時刻は、15:48着-49発でした。

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あわら湯のまち駅ホーム。ホーム屋根の柱に古レールを使っているのがわかります。

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実質30秒くらいでしたが、何とか外に出て駅舎を撮ることができました。2004年6月、バスで同地を経由した際にも駅舎は撮りましたが、その時は窓越しでした。

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#3424+3425 鷲塚針原&新田塚(2019.8.3)

えちぜん鉄道完乗の旅は、三国芦原線から。車両基地見学が程よい時間で終わり、午後は時間がたっぷりあったので、いつもの行ったり来たりを組み込むことにしました。

予め考えていたのは、鷲塚針原14:30着-39発、新田塚14:44着-55発というもの。両駅とも福井鉄道の直通列車(フェニックス田原町ライン)が入ってくるため、補完的にその列車*1を使えるというのも考慮に入れての行程でした。

鷲塚針原に着くと、その直通列車が出発を待っているところでした。新田塚に戻る上で、これに乗るのも魅力的でしたが、ここはおとなしく福井行きを選択。LRT車両が入ってくる駅にしては、思いがけず実にローカルで、駅周りで過ごす要素がなかったこともあり、早々に切り上げたのでした。

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鷲塚針原駅に停車中の福井鉄道FUKURAM」。直通列車の運転区間は当駅まで。折り返しで待機する必要があるため、線路も専用です。

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三国港行き普通列車。駅周辺はご覧の通りのどかな印象。

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鷲塚針原駅。駅舎は登録有形文化財です。

鷲塚針原、新田塚の両駅に共通するのは、えちぜん鉄道の一般形車両が発着する島式ホームと別に、LRT(低床車)に対応した専用のホームがあること、島式ホーム・LRTホームと駅舎とは構内踏切で連絡していることなど。新田塚駅で目をひいたのは、島式ホームとLRTホームの間に、フェニックス田原町ラインのLRT車両が入ってくるため、何かの間違い?のように見えることでした。直通列車に乗る時は、島式ではなく、専用のホームに向かう必要があるという訳です。全国的にも珍しい設定だと思います。

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福井行き普通列車。左がLRT用のホーム(田原町方面)です。鷲塚針原方面のLRT用ホームは右奥にあるため、新田塚駅は三面二線ということになります。

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新田塚駅外観。有人駅ということもあってか、しっかりした印象を受けます。

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段違いのホームの間に停車する越前武生行き急行(新田塚14:54発)。中央のホームからは乗れません。

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*1:この時の直通列車は、鷲塚針原14:49発→新田塚14:54発→、新田塚15:05発→鷲塚針原15:09着。1時間に1本なので、タイミング的にはいい方でした。

#3422+3423 福井口&新福井(2019.8.3)

かねがね乗ってみたいと思っていた「サロンカーなにわ」。8月3日に、大阪→福井を走るツアーが催行され、晴れて実現しました。

大阪8:22発で、福井には12:16着(末尾参照)。入線から降車までのトータルは4時間20分ほどの長丁場です。番外編でそのレポートを綴ることも考えましたが、今回はパス。ツアーのオプションとして組まれた、えちぜん鉄道車両基地見学を含め、えち鉄の乗降レポートから紹介しようと思います。

えち鉄とのご縁は、かつて地上駅だった頃の福井駅に入場、見学したというのが最初。2004年6月の話です。この時はホームに入っただけ、つまり列車には乗らなかったので、乗車となるとこの日が初。15年を経てようやくとなりました。

ツアーの流れで福井駅に入り、いよいよ乗車。ただし、団体客の一員として乗っているので、実感は薄めです。片道の運賃はオプショナルツアー代に含まれているので、きっぷもなし。何はともあれ、福井12:39発で、車両基地最寄りの福井口には12:43着・・・この4分間が記念すべき初乗車となりました。

高架化に伴い、リニューアルされた駅舎はなかなかのもの。本来ならじっくりと撮影したいところですが、団体行動中につき、思うように行きません。何とか撮影できたのは、ここに挙げた程度です。

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福井口駅ホーム

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福井口駅出入口付近

350mほど北に進むと車両基地。構内に入ったのは12:50過ぎでした。見学時間は40分程度でしたが、工場の内部や留置車両の床下のほか、ラッセル車の見学もでき、充実していました。いろいろと載せたいところですが、ツアー参加者限定のイベントにつき、ごく控えめに一枚だけ紹介します。

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えちぜん鉄道車両基地にて(ラッセル車、7000形など)。左の特急列車は「しらさぎ60号」。

オプショナルツアーは、福井口に戻ったところで終了。ここから先は、福井までとりあえず戻るというツアー客が大勢で、運賃はその場で集金するというスタイルでした。当方はもともと福井へは行かず、えち鉄の全線を完乗するつもりでいたので、自主的に解散。土日祝日に使える「一日フリーきっぷ」を予め福井駅で買っておいたので、どうにでも動けます。

結局のところ、福井口からは13:58発の福井行きに乗車。再びツアー客の一員のような形になりましたが、福井までは行かないところがポイントです。福井口の次、福井の手前、新福井で下車。降りたのは、当人一人でした。

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福井行き普通列車(新福井13:59発)

新福井も高架駅で、新築のような佇まい。改札はなく、上り、下りの各ホームに通じる出入口があるだけの簡素な駅です。埼玉新都市交通ニューシャトル)にも同じような構造の駅があったことを思い出しつつ、駅周りでゆっくり過ごしました。

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新福井駅外観

新福井からは、三国芦原線方面へ。ということで、14:11発の三国港行きに乗りました。

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三国港行き普通列車(新福井14:11発)


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サロンカーなにわ@福井駅

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#3421 新栃木(2019.6.15)

東武鬼怒川線の乗り降りに続き、翌日の6月15日は東武宇都宮線がテーマ。2018年同様、栃木県民の日にちなんだフリー乗車券の無料配布があるということで、それを目当てに新栃木をめざしました。

2018年はそのフリー乗車券のおかげで、未乗降だった東武宇都宮線の8駅をクリア。ただし、起点となる新栃木については、勘違いもあって下車しそびれていました。乗降済みだと思っていたのが実は違っていたという話です。

この日の午前は、鬼怒川温泉10:48発のSL「大樹」2号で下今市に向かい、下今市11:40発で新栃木へという行程。着いたのは12:24でした。

東武宇都宮行きは、通常ダイヤでは12:48発まで待つことになりますが、6月15日は臨時ダイヤが設定されていたので、次は12:33発というタイムリーな乗り換え。その間に、一旦改札を出て、駅舎周りを撮り、フリー乗車券を入手し、再度ホームへという流れです。

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新栃木駅外観

東武日光線の主要駅の一つではありますが、駅舎は思っていたよりも小振りな印象。あいにくの雨模様だったこともあり、撮影は最低限にとどめ、すぐに引き返したのでした。

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新栃木駅改札周辺。今回のフリー乗車券はイチゴ仕様の紙券だったので、自動改札は一部開放状態でした。


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東武宇都宮行き臨時列車。左のスペーシアは、浅草行き「けごん26号」(当駅通過)。

臨時列車は少々遅れての到着。2018年は南宇都宮(#3313)で折り返す旅でしたが、今回は終点まで行き、オリオン通り東武宇都宮百貨店など、駅周辺で過ごしました。

東武宇都宮を発ったのは16:05。新栃木には16:40過ぎに着きましたが、乗り継ぎの16:48発(南栗橋行き)が当駅始発だったため、(駅の外には出ず)発車待ちの車内で待機することにしました。

かくして、東武宇都宮線の旅も終了。この後はゆっくり、南栗橋(17:32発)、春日部(17:57発)で乗り換え、大宮には18:18の到着。同じ時間帯にJR宇都宮線を使うと、17:30には大宮に着くということなので、東武線経由がいかにスローかがわかります。ちなみに営業キロは、宇都宮~大宮が約79kmに対し、東武宇都宮~春日部~大宮は約93kmです。

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