金谷を15:08に出て、仮に家山まで行くと着くのは15:42。普通列車で金谷に戻ってくるとすると家山16:09発−金谷16:37着で、単純な往復とは言ってもまずまずのプランです。しかし、家山まで行かずとも大井川鐵道には名所・名駅があります。隣の新金谷です。駅前に「プラザロコ」なる施設、同駅近くにSLの転車台があるというのがわかっている以上、新金谷に行かない手はありません。金谷〜新金谷は、片道150円と至ってリーズナブル。新金谷から金谷へは、そのひと駅だけの列車もあるため、間延びすることもありません。新金谷から先、本線と井川線の旅は時間がたっぷりある時にいずれということにして、この日は新金谷で過ごして戻るシンプルなプランにしました。
↓ 駅舎はこんな感じ
趣ある現役駅舎を堪能した後で、「プラザロコ」内のミュージアムにある往年の新金谷駅の駅務室などを見ると、さほど古さを感じないから不思議なものです。一畑軽便鉄道の客車や旧式のSLも感動モノではありますが、ここの目玉はやはり再現駅舎でしょう。良質な鉄道施設だと思います。
↑ ミュージアム内「新金谷駅」 / 転車中の「C11 190」↓
ひととおり見終えて、次は転車台へ。折りよくSL(C11 190)が転車台に向かうところで、転車シーン、発車シーン、SL重連シーンなど見物できました。駅の外からでしたが、至って間近。予習としては上々でした。(次はいつ乗車するか、です。)
新金谷は、15:16から40分ほどの滞在でした。新金谷始発・金谷行きのワンポイント列車(再び16000系)に乗り、金谷に戻ります。帰りは15:56−16:00で、4分の乗車。丘を上る区間になりますが、下るよりも速いのです。車両はかなり年季が入っていますが、まだまだ健在。その何よりの証しでしょう。