乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3753 一宮(2022.11.4)

滝宮11:02発の高松築港行きで次にめざしたのは「宮」つながりで一宮。当駅始発の列車があるので、ここまで来れば程々の待ち時間での降り乗りができるというのもポイントでした。

高松築港行き普通列車(一宮11:21発)
11:21発を見送った後、11:22発の琴電琴平行きが入線。駅出口は構内踏切を渡った先にあるため、列車接近中は要待機。

一宮での滞在時間は11:21着-36発の15分。駅名、地名の由来である一宮寺田村神社讃岐国一之宮)は北に800mほどの地にあり、さすがに15分で行って帰って来るのは難しい・・・今回は駅周りで過ごすのみとしました。

一宮駅外観
駅名標と「途中下車指定駅」表示

一宮駅は2面3線。降車したのは1番線で、始発の高松築港行きに乗ったのは3番線でした。その始発列車は驚くことに一宮11:36着。すぐの折り返しで11:36発に転じるというのは難度高めの設定だと思いました。

高松築港発・一宮行き普通列車(一宮11:36着)
11:36、1番線に試運転列車が到着

さすがに同時刻での発車は叶わず、実際は11:37発。これはこれで織り込み済みなのだと思います。



一宮に向かう途中、岡本で試運転列車と遭遇。円座側から来たのでそのまま滝宮方面に行くものと思っていたら、岡本で折り返し一宮へという運用でした。

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#3752 滝宮(2022.11.4)

綾川の次は一つ戻って滝宮へ。10:42着(時刻表上)でした。11:02発の高松築港行きに乗るまでの20分が当地での滞在時間です。

琴電琴平行き普通列車(滝宮10:42発)
滝宮駅は2面2線。当駅終点・始発の列車もあります。

開業したのは1926年12月で、その当時からの駅舎が今なお現役というのが当駅の最たる見どころ。駅舎内には2009年に近代化産業遺産に認定されたことを示す掲示物があり、「初代社長が関西の私鉄を視察して、デザインされており、滝宮駅は唯一現存している駅」「急勾配の三角屋根と玄関のひさしは、末広がりになった形」といった解説があります。こちらも要チェックと言えるでしょう。

近代化産業遺産認定に関する掲示、解説など
駅舎内の注目ポイントの一つはパステルカラー。アンティーク調の照明器具も目を惹きます。
滝宮駅外観

散策する時間があったので、ひとまず川が見えるところまで行くことにしました。めざすは滝宮橋。見下ろす川は綾川です。県内を流れる川の中で、有数の水量を誇るのがこの綾川。滝宮エリアは段丘を削る形で川が流れ、渓谷のようになっているのがポイントだそうで、その通りの光景でした。河床が花崗岩でできていて、水が地中に浸透しないことが流れの源とも。名所だと思います。

滝宮橋からの眺め。綾川の豊かな水量は必見。左に見える鳥居などは「辨天宮」。滝宮公園にあります。

滝宮天満宮の前も通りましたが、社殿まで少々距離があったため見送り・・・遠くから一礼し、駅に戻りました。

駅には早めに着いたので、気になっていた点を駅員さんに尋ねました。「途中下車指定駅」(→参考についてです。指定の駅ではその先の駅までのきっぷがあれば文字通り途中下車ができるというので驚くことに。琴平線では、片原町、瓦町、栗林公園、三条、太田、仏生山、一宮、岡本、滝宮、岡田が該当します。高松築港から岡田の隣の羽間までは片道610円*1ですが、そのきっぷがあれば、同一方向に進む限り10駅で降り乗りができるということになります。

今回は1日フリーきっぷを使った旅だったので、行きつ戻りつも含め自由度は高い訳ですが、片道旅に限ればこの制度はかなり有効。次にことでんに乗る際にはぜひどこかしらでと思います。

高松築港行き普通列車(滝宮11:02発)。1080形(1088+1087)でした。
1080形の車内では「ことでん開業111周年」の企画展示が。前日の電車まつり会場(仏生山車両所)の車内公開で行き損なった一件だったので、この巡り合わせは幸運でした。

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*1:高松築港~岡田は590円。仮に羽間と同じ610円だった場合は岡田での途中下車は不可。「お持ちのきっぷと同一金額区間内はご利用できません」ということです。

#3751 綾川(2022.11.4)

三条を9:09に発ち、ひたすら終点の琴電琴平へ。仏生山から先が琴平線の未乗区間となり、往路はとにかく車窓に集中しつつ、目に付いたものは可能な限り撮影するといった過ごし方でした。

円座を出ると徐々にローカル観が増し、起伏ありカーブありとアトラクションのよう。揺れも激しいものがあり、うまく撮れないケース多々でした。眺望が開ける区間がところどころにあり、その都度構える訳ですが、これがなかなか。琴電琴平からの復路は、おさらい方々往路で撮り損じた風景などを押さえることに専念し、概ねカバーできました。これは往復するしかない乗車パターンだからこその話。この後の長尾線志度線の旅もほぼ同じ感じでした。

琴電琴平は10:02着-12発。当駅は10年前に駅員さんのご厚意で入場させてもらったため、改札を通った基準で乗降済みとしていましたが、電車に乗っての来訪という点では今回が初となります。記録上はそのまま(#2726)としつつも、晴れて当駅での降り乗りを果たした次第。琴平線もこれで完乗となりました。

1日フリーきっぷを使った乗降の方は復路でいくつか。行って戻ってが成り立つ駅の組合せで手頃なのがあったので、その一つに向かいました。

復路で最初に降りたのは綾川。10:34着-39発でした。

高松築港行き普通列車(綾川10:34発)。三条→琴電琴平→綾川と1200形1207編成でした。

副駅名に「イオンモール綾川」とある通り、イオンモールの最寄駅。300mも歩けば同敷地にアクセスできます。時間にゆとりがあれば足を運ぶところ、あくまで駅の探訪がテーマなのでこの日はパス。大規模な商業施設の前にある駅にしては至って造りが簡素だったのは意表を衝かれましたが、香川県で2番目に新しい駅*1となれば、用地の都合などからこうした構造になるのはごもっともだと思うのでした。

綾川駅外観
綾川駅は1面1線。ホームの一定の範囲に、ポスター掲示板、券売機、簡易改札機が集中的に配備されているのがポイント。
琴電琴平行き普通列車(綾川10:39発)

次に訪ねた駅は実に対照的。綾川駅との年数の差は87年・・・驚きです。



10時頃、琴電琴平に到着。予定時刻よりも少々早めに着きました。
復路(岡田→栗熊)走行中の1200形車内の様子。線形か路盤か勾配か・・・吊り革が左右に大きく振れ、サプライズ状態でした。

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*1:2013年12月開業。同県最新の駅は同じ琴平線の伏石駅。こちらは2020年11月の開業。

#3750 三条(2022.11.4)

11/3は岡山電気軌道からの「ことでん電車まつり」(仏生山&瓦町)でしたが、11/4は「ことでん1日フリーきっぷ」を使っての乗り降りデー。高松琴平電気鉄道の全線完乗と未乗降駅の探訪(できるだけ)がテーマです。

今回の旅の前までの乗車済み区間は、琴平線高松築港栗林公園志度線の瓦町~琴電志度と限られていて、長尾線はどの区間も未乗という状況でした。11/3に栗林公園~仏生山が加わったものの、琴平線はこれではまだまだ*1という感じ。この日は未乗分が長い路線から乗ることにし、手始めに琴電琴平に向かいました。

予定していたのは高松築港9:00発の琴電琴平行き。少々早く動いていたため、フリーきっぷを買った後でも余裕があり、8:53発の仏生山行きに間に合う流れに・・・仏生山までのどこかの駅で一度下車し、後から来る琴電琴平行きに乗るオプションができたという訳です。

選択肢は、三条、伏石、太田の三つ。滞在時間が7分と短めなので、スケールの大きな駅を避けるとなると三条か太田の二択になります。前日に往復して何となく予習済みだったのと、乗降済みの駅をつなげるという観点から、三条で降りることに。9:02着-09発でした。

仏生山行き普通列車(三条9:02発)

琴平線は、高松築港栗林公園が複線、栗林公園~三条が単線、三条~太田が複線、太田から先が単線となかなか複雑。三条は単線と複線との境界に当たる駅ということになります。

構内踏切からの三条駅南側(仏生山方面)の眺め。複線区間が続きます。伏石駅は奥の高架区間にあります。

下り方面を見れば複線区間が続き、上り方面に目を向ければ複線が単線になるのがわかる駅というのは一興でしょう。構内踏切を渡り、駅の外に出ると今度は一驚。目の前には大々的に駐輪場が広がっていたのでした。駅舎を撮ると、駐輪場が主役になってしまうという... これも当駅の特徴の一つと言えそうです。

三条駅外観
三条駅構内(北側)。隣駅の栗林公園まで単線区間になります。
高松築港から乗る予定だった琴電琴平行き普通列車(三条9:09発)が入線。1200形1207編成でした。



ことでん1日フリーきっぷ」(うきうきにゅーすてーしょんver.)。大人用は1,250円。左から、志度線&「ことみちゃん」、長尾線&「ことのちゃん」、琴平線&「ことちゃん」がデザインされているのがポイント。

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*1:琴平線32.9kmのうち、高松築港~仏生山は8.0km。4分の3が残っていたことになります。

#3749 瓦町(&ことでん電車まつり)(2022.11.3)

仏生山14:11発に乗り、「ことでん電車まつり」のもう一つの会場がある瓦町へ。14:23着(時刻表ベース)でした。

高松築港行き普通列車。瓦町14:23発のところ+1分。

瓦町は、琴平線長尾線志度線が発着するターミナル駅ことでんを利用していれば一度は降り乗りしていそうなところ、実は未乗降でした。初めて当駅を通ったのは1988.8.1のこと。行程は琴電屋島高松築港だったので、現状であれば志度線ホームから琴平線ホームへ連絡通路経由で乗り換えることになりますが、1988年当時は乗換無用でした。スイッチバックでの直通運転がされていたためです。

瓦町で下車せずに済んでいた(=改札の出入りもなし)ところ、何を取り違えたか乗降済みとして記録していたようです。そんなこんなで、乗降記録用としての撮影が不十分ということに。ここに掲載した分は、とりあえず目に付くものを撮った中からの寄せ集めです。

瓦町駅琴平線駅名標。片原町、栗林公園ともに乗降済みでしたが、瓦町は初めてでした。
瓦町駅発車標。左から志度線琴電志度方面)、長尾線(長尾方面)、琴平線琴電琴平方面)、高松築港方面。3番線は長尾線の上り・下りが発着するため、高松築港方面の発車標に「3」(長尾線)の表示が出る設定。最右は「長尾線直通・琴平線高松築港方面)」にすれば、路線名(方面)となり、パターンが揃う形に。
自動改札機通過時の一枚。高松築港→仏生山はきっぷを買い、仏生山→瓦町は手持ちの交通系ICカードを利用。どちらも330円でした。
行先別時刻表。発車標に対応していますが、こちらの表記は「琴平線長尾線高松築港方面)」です。「琴平線琴電琴平方面)」は発車標と同じ。
行先別時刻表の続き。長尾方面、琴電志度方面ともに日中は概ね24分間隔。
駅コンコースには、「ことちゃん」「ことみちゃん」(=ことこと)の記念撮影ボードも。開業100周年=2011年なので、2022年で結婚11年。
瓦町駅西口外観。駅舎=駅ビルとしてもかなりの規模。
瓦町FLAG外観。屋上部は地上11階です。

駅の撮影を端折った分、電車まつり会場には早く着きそうなものですが、会場がある瓦町FLAGが思いのほか大型で、その屋上(カワラパーク)へのアクセスがまた難度高め・・・会場に入ったのは14:35頃でした。

当会場は15時までなのであと25分といったところ。目玉は「ことでん鉄道部品販売」と「交通系グッズ大集合」の各エリアで、少々急ぎ足での見物(&買い物)となりました。

仏生山会場では限定販売の「Retro Train Postcards」を購入。瓦町FLAG会場(→参考ではオリジナルグッズよりも部品メインということだったので、ことでんの電車関係での買い物はありませんでした。買ったのは、井原鉄道の「1並びきっぷ」、ことでんバスの「新高松空港開港記念乗車券」の二つ。いずれも懐かし系(期限切れ)のものでしたが、「鉄道フェスティバル」(日比谷公園)などではお目にかかれない品々・・・記念品としては上々だと思います。

以下、会場の様子を紹介します。

交通系グッズ大集合エリアの入口付近では伊予鉄道が出店。なかなか魅力的ながら、持ち帰るには厳しい品々。
交通系グッズ大集合エリアの一角では、ことでんのワークショップ「オリジナル定期券を作ろう」が開催。定期券用紙と駅名スタンプなどを使って定期券を自作できるというのはなかなかの企画。スタンプも味わい深いものがあります。
鉄道部品販売エリアでの品目例・・・一宮駅の運賃表。これを見て志度線長尾線の駅数が同じことを再認識。
駅名標グッズなど。オンラインショップでは見当たらない品なので、これらも部品扱いとか?
閉場前にキャラクターが勢ぞろい(記念撮影タイム)。「ことみちゃん」「ことちゃん」「ことのちゃん」のほか、「すまいるえきちゃん」(最左)、「オリーブしまちゃん」も。「ことちゃん」は仏生山会場から来たとは考えにくいのですが、どうなのでしょう?


電車まつりの後は、ようやく宿泊先へ。最寄駅は片原町でしたが、瓦町から歩いて行けない訳ではなかったので、常磐町商店街、南新町商店街、丸亀町商店街の順に寄り道しながら移動しました。言うなれば、ことでん沿線散歩。レトロ建築あり、美観あり...見どころ多々な約1.3kmでした。

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#3748 仏生山(&仏生山車両所)(2022.11.3)

岡山12:12発の快速「マリンライナー29号」で高松まで。高松13:05着で、すぐに高松琴平電気鉄道高松築港に向かいました。次の列車は13:15発の一宮行き。とにかくこれに乗れれば、この日のメインテーマはOKという段取りでした。

岡山電気軌道の乗り降りは急ぎ足、かつリニューアル初日の岡山城もパス・・・当日のテーマ=「第21回ことでん電車まつり」を何より優先してのことだったのです。

メイン会場と言える仏生山車両所での開催時間は10時~14時。仏生山には13:32着だったので、会場に直行すれば30分弱はいられます。想定規模からすればちょうどいいくらいと見込んでいました。

13:32、仏生山に到着。着くと目の前の車両では運転士体験を実施中。

駅構内では、留置車両を使った運転士体験、車掌体験もあって、車内の見学も可能。そうなると会場側での時間が押してしまう訳ですが、結果的には30分ほど滞在でき、ひととおり見て廻れました。

運転士体験で使われた琴平線1070形1071編成。車内見学もできました。
構内では車掌体験も。使われたのは琴平線1080形1081編成。後方の建屋は仏生山工場。
仏生山駅外観(東口)。駅舎を回り込むように進み、電車まつり会場へ。

ことでん電車まつりは瓦町でも行われ、そちらは15時までの開催。仏生山でのんびりというのも考えましたが、より長く会場で過ごすことにし、14:11発の高松築港行きに乗車しました。ホームには早めに入り、車庫側をチェック。往年の京急、京王の主力車両を間近に見られるのも仏生山駅ならではと思います。

仏生山車両所の「検車」エリアに並ぶ車両。左から、長尾線1250形1255編成、長尾線1300形1301編成、琴平線1100形1105編成。1255と1301の間に垣間見えるのはレトロ車両(300号?)。
留置線では、琴平線1200形1213編成(ユニバーサルホームラッピング車両「ユニバ号」)が待機中。
高松築港行き普通列車(仏生山14:11発)。1200形1210編成でした。


以下、仏生山会場の様子を紹介します。

ことでん電車まつり」仏生山会場案内図。立ち寄ったのは、4⃣機器操作体験(パンタグラフなど)、2⃣床下探検(1073編成)、7⃣グッズ関係など。規模としては、上毛電気鉄道の大胡電車庫でのイベント(→参考)に近いものを感じました。
車内公開&「111周年パネル展」で使われた琴平線1080形1087編成。「準急」表示、「電車まつり」ヘッドマークとサービス満点。パネル展は会場を出る前にと考えていたら残念ながら時間切れ...
仏生山工場。左は床下探検用の1070形1073号。
工場内では「デカー1号」の制御装置体験も。
琴平線1070形1073号先頭部。「ことみちゃん」&「ことちゃん」がなぜか大変な状態に。
1073編成の床下探検中に駅側を撮影。「ユニバ号」が移動しているところでした。
ことでんと言えば「ことちゃん」。ご来場記念にぜひという感じの写真を撮らせてもらいました。



こちらはレトロ車両1000形120号。仏生山に着く手前、駅北側の留置線で見かけ、帰りの車中で改めて撮りました。営業運転を終えた後は、作業用の車両として運用されているとのこと。イベントでの出番はなかったようです。

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#3746+3747 西大寺町&東山・おかでんミュージアム駅(2022.11.3)

新西大寺町筋から商店街を抜けて、東山本線西大寺町へ。次の東山行きがいつ来るかわからなかったので早足で移動した訳ですが、結果的に3分ほどの待ち時間がありました。そうと知っていれば、商店街で行われていた「大誓文払い」のセールなどをもう少し見物したものをと思った次第。この時はとにかく先を急いでいたのでそれはそれ・・・途中まで混雑していたであろう11:13発はほぼ定刻通りに現われ、おかげで行程の目処が立ちました。

西大寺町電停外観
西大寺町電停ホーム
東山行き7400形7401号(西大寺町11:13発)

中納言を過ぎれば東山本線の未乗区間に入ります。途中「おかでんチャギントン電車」と思いがけず行き違い、ひとあわてする場面があったりで、気が付けば終点という感じ。岡山電気軌道はこれにて完乗となった訳ですが、そんなこんなで達成感は薄めでした。

「おかでんチャギントン電車」(前田屋敷~中納言)。回送列車でした。

東山・おかでんミュージアム駅に着いたのは11:20頃。折り返しの発車は11:24です。

東山・おかでんミュージアム駅電停(降車ホーム)。車両の奥、左に延びる線路は車庫線です。右の線路はミュージアムの裏に続きます。
降車側から乗車側に移動。再び7401号に乗ります。現地での電停名の表記は「東山・おかでんチャギントンミュージアム駅」。
おかでんミュージアムをズームで撮影。ミュージアムの近くまで行くのは見合せました。

土日祝ダイヤの9時台~17時台は東山発はひたすら6分間隔だったので、次の11:30でも11:36でもよく、当のミュージアムを外観だけでもしっかり見るなり、何なら隣の前田屋敷まで歩いてそこから乗るなりしてもよかったところ、前倒しを優先。県庁通りまで乗り、岡山城を少しでも拝めたらと思いつつもそれも見送り、最終的には柳川西まで歩き、(本日無料の)路線バスで岡山駅へ急ぐ形になりました。城下から電車に乗れていればまた違ったかも知れませんが、すでにお城帰りと思われる乗客であふれていたので断念。バスも無料で大助かりでした。



柳川交差点付近で、再び「おかでんチャギントン電車」と遭遇。岡山駅前11:50発で、この後交差点を右折。清輝橋線に入りました。

午後に予定がなければ、岡山電気軌道の電停の降り乗りに励んだでしょうし、岡山城に充てる時間もとれたでしょう。岡山12:12発のマリンライナーに乗らないことにはその予定が流れてしまうので、いつも以上にあわただしい乗降となりましたが、完乗を含めた目標は一応達成。電停めぐり*1は次の機会にと思います。

西大寺町から東山に向かう道中、旭川を越える際に岡山城を何とか撮影。結局お城を見たのは車窓からのみでした。

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*1:残るは、門田屋敷、田町、大雲寺前東中央町。万全を期すなら、臨時の電停、京橋朝市が設けられる日にトライするのが良さそうです。

#3744+3745 清輝橋&新西大寺町筋(2022.11.3)

2022年秋の長旅は、10/14~16、10/21~23、11/3~5の三部構成。最終回は岡山・香川編です。

11/3は、岡山城天守閣のリニューアルオープン初日。一大イベントの開催日ということもあって、この日は「岡山市路線バス・路面電車 運賃無料DAY」*1でした。

もともとリーズナブルな路面電車ですが、無料となればよりお手軽。見つけたら乗って、降車時も一切の手間が無用というのはありがたいことこの上ありません。岡山に来ればちょこちょこと乗っていた岡山電気軌道でしたが、郵便局前~清輝橋中納言~東山・おかでんミュージアム駅は未乗のまま。今回の無料DAYに乗じて完乗しようというのがまずあって、早めの「のぞみ」で岡山入りし、岡山駅前電停へ直行したのでした。

当然のことながら、岡山城に近い電停に向かう方はちょっとしたラッシュ状態。こちらはもともと清輝橋をめざしていたので、10:45発の清輝橋行きに乗車・・・路面電車のプチ旅を楽しみました。

郵便局前を過ぎたところで未乗区間に入り、そこから7~8分も乗れば終点の清輝橋です。清輝橋線の方はこれで完乗。着いたのは10:57でした。

「MOMO」車内の様子(清輝橋電停到着時)
岡山駅前行き列車(清輝橋10:59発)
駅名標は、路線案内、運賃、時刻表などが一体になったタイプ。画面タッチ式の「路面電車インフォメーション」もあります。

時間に余裕があれば隣の東中央町まで歩いて、11:14発の岡山駅前行きに乗る手もありましたが、できるだけ前倒ししたかったので、乗ってきた列車に再び乗車。「MOMO」に乗れることもなかなかないだろうというのもありました。折り返しの発車時刻は10:59。次は東山本線の未乗区間に向かいます。

「運賃無料DAY」の車内掲示。中文などには整理券無用の一文があります。

柳川まで戻れば東山本線への乗り換えは楽だった訳ですが、柳川や次の城下までは混雑しているのは承知の通り。地図に従えば、新西大寺町筋で降りて東に行けば東山本線にアクセスでき、ショートカットにもなることがわかったので、そのプランを敢行しました。

電停名は「新西大寺町筋」ですが、ポールでの表記はなぜか「新西大寺町」。岡山駅前方面(左)の上には「城下 東山方面は柳川でのりかえ」とあります。

新西大寺町筋には11:02に着き、最低限の撮影後、新西大寺町商店街、西大寺町商店街を徒歩で移動。東山・おかでんミュージアム駅行きの時刻は調べていなかったので、ここから先は言うなれば「乗るか反るか」の世界です。

岡山駅前行き列車(新西大寺町筋11:02発)
新西大寺町筋電停。あまりにフラットなので、ホームと言うよりは乗降場(のりば)といった観があります。

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*1:2022年は全8回の実施。11/3は5回目の無料日。

#3742+3743 本庄早稲田&熊谷(2022.10.23)

新白河から「やまびこ214号」で大宮へ。着いたのは15:51でした。

特急も乗り放題ということを考えると、そのまま東京まで乗ってさらに遠くへ行く*1のも可能だった訳ですが、ここはやはり新幹線を優先。16:17発の「あさま619号」でその方面の未乗降駅をめざすことにしました。

この時の自由席は通路待機も出るほどの混み様で着席至難。体力は回復したものの、長時間の乗車は難しいと考え、程々の距離にとどめるプランに。本庄早稲田(16:38着-17:24発)、熊谷(17:33着-18:02発)の順での降り乗りと相成りました。

「あさま619号」(本庄早稲田16:39発)
本庄早稲田駅発車標。下りは16:39の次が17:39、18:00、上りは16:24、16:40、17:24、17:52・・・バラつきがあります。
本庄早稲田駅外観(南口)。早稲田大学本庄キャンパスはこちらの南口からアクセス。
本庄早稲田駅外観(北口)。新幹線駅ならではのスケールを感じます。
本庄早稲田駅北口。「HONJO WASEDA」の電光表示が目を惹きます。
「あさま626号」(本庄早稲田17:24発)



「あさま626号」(熊谷17:33着)
熊谷駅発車標。18時台の上りは3本。下りも同じく3本でした。

日が長い季節、かつ体力面で余力があったとすれば、安中榛名まで行って戻って来る手もあったと思います。たまたまですが、安中榛名では16:57着-17:06発(あさま626号)で、本庄早稲田17:24着-52発(とき334号)、熊谷18:01着-22発(とき336号)という程よい間隔で降りて乗ってができたのがこの時間帯。今回見送った安中榛名は、「ぐんまワンデーパス」と組み合わせた旅などで別途訪ねようと思うのでした。

本庄早稲田、熊谷を新幹線で移動していて再認識したのが、停車駅のパターン。両駅とも停車、両駅とも通過のほかは、本庄早稲田通過+熊谷停車があるだけで、本庄早稲田停車+熊谷通過というのはないことが今回明確になりました。熊谷の方が乗車機会が多いことになるので、やはり安中榛名に行くべきだったと思った次第。それでも上越新幹線で見れば越後湯沢までの全駅をクリアできたことになるので、まずまずの成果と言えるでしょう。

新幹線の自動改札機に「JR東日本パス」を通し出場。関東エリアの新幹線未乗降駅はこれで安中榛名を残すのみに。

「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」との名称からして、今後同等のパスが出る可能性は低いと見ています。2023年もお手頃価格で新幹線フリーのきっぷが発売されれば、東日本エリアの新幹線駅めぐりを軸にしたいところ。残る未乗降駅は、東北新幹線七戸十和田、二戸、いわて沼宮内水沢江刺、古川、白石蔵王上越新幹線浦佐燕三条北陸新幹線安中榛名、上田、飯山・・・もう一歩なのです。

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*1:特急に乗り換えてその日のうちに行けそうだったのは君津、勝浦、甲府など。特急とは言え、暗い中を長距離移動するのは厳しいと考え断念しました。

#3740+3741 那須塩原&新白河(2022.10.23)

新花巻からは11:20発の「やまびこ58号」で南下。東北新幹線の未乗降駅めぐりに臨みます。

盛岡までの間でまだ改札を通ったことがなかった駅は、水沢江刺、古川、白石蔵王新白河那須塩原の五つ。東京から遠い方を優先した場合は、古川(12:08着-52発)水沢江刺(13:23着-38発)の行って戻ってプランがあり、意外と降り乗りがしにくい白石蔵王を軸にした場合は、郡山乗換(上り、下りとも)を経て、那須塩原(13:59着-14:23発)白石蔵王(15:23着-37発)といった案がありました。大宮に着く時間は順に15:59、16:59。あれこれ思案した結果、遠方で行ったり来たりするよりはできるだけ関東寄りの方が安全と考え、ひとまず那須塩原に向かうことにしました。

郡山には13:05着で、13:37発の「なすの276号」に乗り換え。那須塩原13:59着で、次は「なすの259号」(14:23発)で北に向かう訳ですが、高速での長距離移動に体が悲鳴を上げつつあって、足取りが重たくなってきました。短時間でそれなりの距離を行き来できるのはいいものの、新幹線ばかりというのもよろしくないことをこれで実感。白石蔵王は見送り、隣の新白河まで行って帰京するプランに変更しました。

那須塩原駅発車標(5番線)
「なすの276号」は那須塩原13:59着-14:03発。発車まで時間があったので、普段は撮りそびれてしまう側面表示もバッチリ。
那須塩原駅駅名標。在来線だと新白河までは間に5駅、宇都宮だと8駅あるところ、新幹線なら隣駅。
那須塩原駅新幹線コンコース。記念撮影用のボードやオブジェも当駅ならでは。
那須塩原駅改札口。宇都宮線で来て当駅を降りたのは1998年10月が最初。新幹線の方は今回が初です。
あまり無理をしたくなかったので早めに2番線ホームへ。日曜午後でしたが、下り方面は実に閑散としていました。

新白河は14:33着-50発で時間的にはまずまず。移動距離を短縮した分、気持ちが楽になり、大宮到着も予定より早くなったことで、余裕も生まれました。

「なすの259号」(新白河14:33着-36発)
新白河駅時刻表。東北新幹線は上下各19本に対し、東北本線は下り19本、上り14本。上り新幹線下車後、当駅で東北本線の黒磯方面に乗り換える際は注意を要する時間帯がいくつかあることがわかります。
新白河駅新幹線コンコース。こちらの記念撮影ポイントは「白河関」。
「やまびこ214号」(新白河14:49着-50発)。「JR東日本パス」効果か、自由席は満席に近い状態でした。

という訳で東北新幹線の駅探訪は早めに終了。おかげで何とか持ち直したので、別のプランを敢行することに。時刻表を調べ直した上での出たとこ勝負プランです。

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