乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3647 鰍沢口(2021.12.19)

甲府12:39着-48発の乗り換えで身延線の旅へ。この時に乗ったのは富士行きではなく鰍沢口行きでした。富士行き(13:25発)を待つよりも鰍沢口まで行き、そこから甲府行きで戻り、時間的に良さそうな駅で富士行きに乗る方がいいだろうという話です。

途中、常永で数分の遅れが生じましたが、甲斐上野で定刻に戻り、終点の鰍沢口には予定通り13:32に到着。気が付けば他に客はおらず、降車したのは一人だけという状態で驚きました。

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鰍沢口駅ホーム。1面2線です。

特急が停まる駅ですが、無人駅。駅周りも閑散としていて、「なぜ特急が...」と思わざるを得ない駅でした。と、そこへ甲府方面の列車が入って来ました。当の特急「(ワイドビュー)ふじかわ」です。あわててホームに戻り、発車シーンなどを撮影。その間、乗務員とはすれ違いましたが、降車した客はいなかったような...とにかくそんな駅です。

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鰍沢口駅外観
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甲府行きの特急が到着(鰍沢口13:39発)。右は折り返しの普通列車

13:39発の特急に続き、普通列車は13:46発。先の鰍沢口止まりの列車が番線そのままで折り返す形で甲府行きになり、時刻通り発車しました。

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甲府行き時刻表。当駅始発があるほか特急も停まるため、本数はそれなりです。

次に降りるなら、隣の市川大門(13:49着-14:05発)か、そのまた先の市川本町(13:51着-14:03発)か。とりあえず隣駅に着いてから決めることにしました。

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#3645+3646 東山梨&笹子(2021.12.19)

別件で買った青春18きっぷがあり、とりあえず1回分を使うことを決め、山梨方面をめざしました。9月の旅では中央本線を東に進み、春日居町など(→#3590で降り乗りしましたが、今回は西に向かう行程。中央本線の韮崎までの間で未乗降だった二つの駅を目標に、行きつ戻りつで臨みました。

高尾9:57発に乗って向かったのは東山梨。当駅では11:23着-30発で、ローカル駅で過ごす上ではちょうどいい時間でした。ホームは2面ありますが、屋根付きのベンチスペースが各ホームにあるのみで、駅舎はなし。上りホームの出入口には、もう一つ屋根付きの空間があり、かつて自動券売機が設置されていた場所に乗車駅証明書発行機が置かれているといった状態・・・実に簡素な駅でした。下りホームから上りホームに行くには踏切を渡ることになりますが、この踏切に歩行者用の通路はなく、クルマの合間を縫って歩く感じ。クルマが来ないことを見計らって通る必要がある点、要注意です。

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松本行き普通列車東山梨11:24発)
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東山梨で下車後すぐ、上り方面をタキ1000形の貨物列車が通過。この後、構外の踏切を渡って上りホームへ。
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券売機の代わりに乗車駅証明書発行機が設置。運賃表があるのも上りホーム側のみ。
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高尾行き普通列車東山梨11:30発)

東山梨の次は、東に戻って四駅目の笹子へ。20分ほど戻るため、時間的にロスが大きそうですが、この時間帯は本数の都合もあって東山梨→笹子→甲府・・・と進むのがよく、笹子では11:49着-57発とこれまたいい配分だったのでした。

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高尾行き普通列車(笹子11:49発)。大きくカーブしながら走り去って行きました。

過去に何度となく降り乗りの機会を画策するも、着・発の時間がかみ合わず見送り続けていた笹子。満を持しての来駅となりました。

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ホームは1面。こちらも大きくカーブしています。
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中央線発車時刻。上り11:49-下り11:57は理想的な組み合わせ。12時台だと上り12:21-下り12:55といった具合で結構空きます。
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笹子駅外観

東山梨、笹子での乗降を果たしたことで、23区の主要駅から在来線の普通列車で直行(または1回乗り換えでアクセス)可能な県庁所在地の中心駅までの間の全駅達成というテーマを中央本線でクリアできました。これまでは、千葉、水戸、宇都宮、前橋、浦和、横浜、静岡については東京などからそれらの駅までの全ての駅を乗降済みだった訳ですが、そこに甲府が加わったことになります。

笹子の後はその甲府まで通しで乗車。次は静岡方面に向かいます。

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#3643+3644 電鉄黒部&黒部(2021.11.23)

東三日市を14:49に出て東へ。前日、大雨で十分な撮影ができなかった新黒部を再度訪ねるのが趣旨でしたが、至近距離にある東隣の舌山まで乗って、新黒部に歩いて戻るプランも選択肢としてはありました。この時は基本的に晴れていたので十分可能だったと思われるところ、新黒部に着いた時点で怪しい感じになったため、舌山は断念。新黒部14:55着*1-15:09発の無難な降り乗りとし、駅前の黒部市地域観光ギャラリーで10分ほど過ごしました。

次は電鉄富山行きで再び西へ。「くろワンきっぷ」は電鉄石田までは使えますが、富山から新幹線*2に乗る都合上、早くて安いあいの風とやま鉄道の駅に出る必要があり、そのアクセスを考え電鉄黒部に向かいました。

新幹線は富山17:27発。その時刻に間に合う列車は、富山16:24着、17:05着になります。これに合わせてプランを考えると、以下の案がありました。

  1. 電鉄黒部15:16着、黒部市内路線バス(新幹線市街地線)で電鉄黒部駅前15:41発→黒部駅前15:48着、黒部15:55発→富山16:24着
  2. 電鉄黒部15:16着、黒部市内路線バス(生地循環線)で電鉄黒部駅前15:31発→(生地駅15:55着・発→電鉄黒部駅前16:18発)→黒部駅前16:24着、黒部16:36発→富山17:05着
  3. 電鉄黒部15:16着、黒部市内路線バス(生地循環線)で電鉄黒部駅前15:31発→生地駅15:55着、生地16:33発→富山17:05着
  4. 電鉄石田15:20着-16:04発→電鉄黒部16:07着、黒部市内路線バス(生地循環線)で電鉄黒部駅前16:18発→黒部駅前16:24着、黒部16:36発→富山17:05着

路線バス2系統(新幹線市街地線生地循環線)は「くろワンきっぷ」で乗れるため、観光がてらバスでゆったりするなら2.が最適。富山地鉄の駅を一つでも多く訪ねるなら、電鉄黒部で降りるのは後回しにして4.の電鉄石田プランになります。天気が読めない、バスも長時間だと定時性が怪しい?といった点を踏まえ、この時は1.を選択。電鉄黒部駅周辺を散策し、大ケヤキを眺めたり、八心大市比古神社に立ち寄ったり・・・天気雨の中でしたが、15時半を回ったところで虹が現われ、観光ならぬ観虹を楽しむことができました。

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電鉄富山行き普通列車(電鉄黒部15:17発)。この日の富山地鉄の旅はここまで。
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電鉄黒部駅構内。踏切を渡り駅舎へ。
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宇奈月温泉行き普通列車。電鉄黒部15:16着-24発・・・停車時間長め。
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駅舎内部。「くろワン」づくしです。
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鉄道路線図・運賃表。宇奈月温泉まで740円・・・「くろワンきっぷ」がいかにリーズナブルかがわかります。
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電鉄黒部駅外観。特徴的な柱に隠れて駅名が見えないのがポイント。



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電鉄黒部駅前交差点(バス通り)で虹を撮影。神社を出た直後はより鮮やかでしたが、雲が増えてきたらこんな具合に。

予定通りバスに乗り、あいの風とやま鉄道の黒部駅に到着。「くろワンきっぷ」はここまでで、富山地鉄の旅もこの日は宇奈月温泉~電鉄黒部の範囲で終了*3となりました。

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黒部駅外観
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デザイン性のある黒部駅発車標。富山方面、泊方面ともに次は15:55発でした。

黒部での待ち時間はちょうどいい感じだった訳ですが、駅舎内にいても寒かったため、早めにホームへ。北陸本線の駅で、特急停車駅だったこともあり、構内は広く、ホームもとにかく長いのが特徴で、それらを見物する時間に充てました。ホーム滞在は5分ほどでしたが、時折吹く風が冷たさを増してきてなかなか厳しい状態に... 列車が来た時の安堵感はいつにないものでした。

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泊行き普通列車(黒部15:54着)。今はホームの一部を使う形になっているのがわかります。

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*1:舌山は14:56着。新黒部までは450mも歩けば着くので、15:09発には十分間に合ったと思います。ただし、小雨模様ではありました。

*2:黒部宇奈月温泉から帰る手もありましたが、臨時の「かがやき」(536号)を押さえることができたので富山発となりました。

*3:富山地方鉄道の鉄道線は11/19、11/23の2日間でそれなりに乗車。残る区間は、立山線の岩峅寺立山、本線の上市~電鉄黒部です。

#3642 東三日市(2021.11.23)

下立周辺で過ごしている間、一時は青空も見えましたが、駅に戻る際はまた雨。14:06発で新黒部方面に向かう間も雨模様でした。雨の中だと動きにくい訳ですが、時間的余裕はあったので行きつ戻りつの降り乗りに臨むことに。とりあえず黒部市の中心地に近い東三日市をめざしました。

東三日市は14:22着で、次は14:49発の宇奈月温泉行きで東に戻る行程。小雨の中を過ごすには少々長い滞在時間でしたが、レトロ感あふれる駅舎を見物、撮影する上ではちょうどよく、あとは駅近の精肉店でコロッケ(「くろワンきっぷ」の割引特典あり)を買ったり、駅前の黒部市民会館で休ませてもらったり・・・いい塩梅でした。

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東三日市駅ホーム。長い木製ベンチも趣がありますが、「降りる方がすんでからお乗り下さい」の掲示もなかなか。(2021.11.23)
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東三日市駅駅名標。ひらがなの「ひがしみっかいち」、独特なものを感じます。
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東三日市駅窓口。「定期券拝見」の札が目を惹きます。
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東三日市駅外観
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駅名看板。こちらの字体も注目ポイント。

会館を出ると雨は止んでいて、晴れ間も出てきました。このまま雨が上がれば訪ねる駅もまた違ったことでしょう。そううまくは行かないところがこの手の旅であり、この日の天気なのでした。

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宇奈月温泉行き普通列車(東三日市14:49発)。宇奈月温泉→下立で乗った10039-10040の編成でした。
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雨上がりの東三日市駅ホーム

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#3641 下立(2021.11.23)

温泉で1泊した次の日は、黒部市内で使えるフリーきっぷ「くろワンきっぷ」で富山地鉄沿線を周遊。ワンコイン(500円)で、宇奈月温泉~電鉄石田のほか、黒部市内のバス(2系統)も乗り放題というありがたい乗車券で、11/23は秋期利用期間の最終日でした。「どこでもきっぷ」の次は「くろワンきっぷ」。なかなか絶妙な旅程だったと思います。

雨が降ったり止んだりの中でしたが、宇奈月温泉駅周辺を散策しつつ、黒部峡谷鉄道宇奈月駅を見物したり、黒部川電気記念館を見学したりして過ごし、11:36発の電鉄富山行きで宇奈月温泉を後に。この先は帰りの新幹線の時刻までゆったりできます。黒部エリアでは富山地鉄の本数が少なめなので、予め降り乗りの計画は立てていましたが、いつものような行きつ戻りつはそれほど考えず、下車した先での展開に応じて変えられる緩やかなものでした。

「くろワンきっぷ」を提示すれば入館無料になるという黒部市歴史民俗資料館(→参考をまずは訪ねることにし、その最寄駅の下立へ。同館は道の駅「うなづき」内にあり、そこには宇奈月麦酒館などもあるため、お昼にかけて過ごす場所としてはちょうどよかったというのも理由の一つです。

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電鉄富山行き普通列車、下立駅到着時の車内の様子

下立には11:47に到着。一面一線の小駅ですが、道の駅へのアクセス駅のためか客の乗降は少なからずありました。

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電鉄富山行き普通列車(下立11:47発)。「くろワンきっぷ」のヘッドマークつき列車でした。

黒部エリアの富山地鉄の路線の前身となる黒部鉄道の当初開業区間が、三日市*1~下立とのことで、当駅の歴史は古く1922年11月の開業。かつては終点だったというのは今の様子からは窺い知れないものの、その佇まいには黒部鉄道時代からの歴史がどこかしら感じられると思います。

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下立駅外観

道の駅「うなづき」の各施設などに2時間ほど滞在し、下立を出たのは14:06。次は新黒部の先をめざします。

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電鉄富山行き普通列車(下立14:06発)。写真左に小さく見える赤いアーチ橋は、日本百名橋の一つ愛本橋



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11/23はこの「くろワンきっぷ」で黒部市内を行ったり来たり。ありがたい一枚でした。

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*1:あいの風とやま鉄道の黒部駅にあたるそうです。あいの風とやま鉄道と富山地鉄は黒部付近では交差となり、今は接点がありませんが、かつては黒部鉄道時代の名残とも言える短絡線(富山地鉄黒部支線)がありました。

#3640 宇奈月温泉(2021.11.22)

新黒部を15:31に発ち、向かうは終点の宇奈月温泉。11/19は電鉄富山岩峅寺寺田上市電鉄富山を巡りましたが、黒部エリアの富山地鉄本線に乗るのはこの時が初めてでした。車窓を楽しみたいところ、あいにくの大雨で、窓も曇りがち。いつもなら途中駅の様子も撮れるだけ撮るのですが、さすがに難しいものがあり、枚数少なめの撮影となりました。

雨の中、宇奈月温泉に到着。着いたのは15:55頃で、ほぼ定刻通りでした。

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新黒部から乗った列車は宇奈月温泉到着後、折り返しで電鉄富山行きに。発車は16:10。

初めて降りる駅なので、目に付くものはいろいろ撮りたい訳ですが、強さを増す雨に阻まれ、思うように行きません。ホームにいてもレンズに水滴がつく状態なので、この日の屋外での撮影は最低限にし、翌日改めて撮ることにしました。

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宇奈月温泉駅駅名標駅ナンバリングは「T41」(電鉄富山から41番目)。
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宇奈月温泉駅発車標など。上り列車の本数は16時台2本、17時台1本。
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鉄道路線図/運賃表。宇奈月温泉からの大人運賃は新黒部が640円、電鉄富山が1,880円など。立山だと2,140円です。

改札を出たところで雨はいよいよ激しくなり、駅の外にはまず出られないほどの土砂降りに。宿からの迎えのワゴンを待つのもひと苦労で、駅出口の階段手前で待機し、横づけしてもらったところを大急ぎで乗り込みました。程々の雨であれば踏切を渡った先の観光案内所での情報収集を含め、駅周辺を散策することも考えていたのですが、断念。迎えが来るまでの間は、駅窓口で翌日に使う用の「くろワンきっぷ」を買うなどして過ごしました。迎車のサービスがなければどうなっていたことか...

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宇奈月温泉駅出入口付近。外は大雨で、雨樋からあふれた雨水が「温泉噴水」並みに降り注ぐ状態。あとで調べたら16~17時の1時間あたりの降水量(宇奈月基準)は16mmでした。

何はともあれ16:20頃に宿に着き、その後は温泉、食事などを堪能しました。新黒部16:17発に乗るのと、その時間に宿に着いているのでは大違い。新幹線→地鉄の乗り換えはあわただしい感じでしたが、早めに来れてよかったと思います。

以下は、翌日(11/23)に撮った宇奈月温泉駅(→参考)の外観やホームなど。天気が安定しない日でしたが、当駅にいる間は雨に降られることはなく、あれこれ撮影できました。

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宇奈月温泉駅外観。前日はとても撮れる状況ではありませんでした。
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宇奈月温泉駅ホーム。足湯につかった後、11:36発の列車(左側)で黒部市内の駅めぐりに出発。
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駅の足湯「くろなぎ」。ホームの終端側に設けられ、構内と駅外のそれぞれに入口があります。

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#3638+3639 黒部宇奈月温泉&新黒部(2021.11.22)

11/20にスタートした「どこでもきっぷ」3日間の旅は、11/22が最終日。JR西日本エリアのできるだけ西側まで行って、翌日は北陸新幹線で帰るだけにすべく、宿泊先は宇奈月温泉にしました。

小倉から「みずほ」、新大阪から「サンダーバード」と乗り継ぎ、金沢から「はくたか」に乗車。「どこでもきっぷ」利用の終点となった黒部宇奈月温泉までの移動距離は営業キロ911.3km、運賃・特急料金などは自由席の場合で約2万円ということで、普段はなかなかできない長距離移動を堪能することができました。

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黒部宇奈月温泉駅発車標(長野・東京方面)。乗ったのは「はくたか568号」(金沢14:47発)でした。
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黒部宇奈月温泉駅南口。ここから新黒部駅の入口までは約100m。

あいにくの雨(または大雨)の一日でしたが、移動がメインだったので特に支障はなし。黒部宇奈月温泉から、隣接する富山地方鉄道の新黒部に向かう際も、それほど傘に頼らずにアクセスでき、助かりました。

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黒部宇奈月温泉駅外観

黒部宇奈月温泉は15:22着でした。新黒部からは当の宇奈月温泉に向かう訳ですが、その発車時刻は15:31、16:17、17:00・・・でした。16:17だと持て余しそうだったので、ここはやはり15:31。ただし、黒部宇奈月温泉、新黒部とも、駅の様子をしっかり見物、撮影する上で乗換時間9分というのはやはり厳しいものがあります。まして、外はそれなりの降雨。この時は最低限の撮影にとどめ、翌日に時間的余裕があれば再訪することにしたのでした。

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新黒部駅外観
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新黒部駅駅名標。西隣の長屋までは1.1km、東隣の舌山は0.3kmの近さ。
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宇奈月温泉行き普通列車(新黒部15:31発)

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#3637 弓削(2021.11.21)

「どこでもきっぷ」2日目は、津山~岡山~小倉という至ってシンプルな行程。乗る列車も快速「ことぶき」と新幹線の2本のみでした。この日は小倉にできるだけ早く着くことが優先だったため、山陽新幹線の未乗降駅を極めるといったテーマもなし。津山を11:33に出て、小倉には14:13に着きました。早いものです。

津山では、「津山城もみじまつり」の開催日にあたっていたため、お城に行ってもよかったのですが、津山と来ればやはり「津山まなびの鉄道館」。開館時間の9時にあわせて入り、2時間近くを過ごしました。天気に恵まれ、展示車両の撮影もバッチリ。見聞も深まりました。

鉄道館から津山駅に向かう途中で見送った首都圏色のキハ2両が、その後で乗ることになった「ことぶき」でした。津山から岡山までただ乗るだけのつもりでいたところ、思いがけず行き違いで3分停まる駅があることがわかり、あわてて降り乗りすることに。それが弓削でした。

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岡山行き快速「ことぶき」(弓削11:54着)

快速なので途中駅での停車時間は短めと思っていた訳ですが、弓削では11:54着-57発ということで十分下車可能。駅舎は降り立ったホーム側だったため、しっかり駅の外に出て見物、撮影できました。なかなか趣ある駅だと思います。

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弓削駅外観。久米南町ゆるキャラ「カッピー」も必見。
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弓削駅ホーム(2番線)
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行き違い列車は津山行きの快速でした。こちらは11:57着・発。



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岡山駅の新幹線発車標(広島・鹿児島中央方面)。岡山での乗り換えは11:43着-48発。「のぞみ」に何とか間に合い、小倉には予定通り着きました。

小倉到着後は門司港で主に過ごしました。門司港レトロ観光線が運行していれば乗り降り記録も増えた訳ですが、この時はあいにくまだ運休中。11/21はもともと予定がなかった弓削が、ただ一つ新たな乗降駅となりました。フリーきっぷを使った旅でもこういうことはある訳です。

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門司港レトロ観光線九州鉄道記念館駅。運休期間中につき、駅の営業もなし。その後、11/27に運転再開となりました。

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#3635+3636 佐用&東津山(2021.11.20)

竜野から津山までの間、乗り換えは2回。播磨新宮では16:56着-58発で佐用行きに、佐用では17:27着-43発で津山行きにそれぞれ乗り換え、終点の津山には18:43に着きました。乗換時間を含め、本竜野から約2時間。姫新線の長さが実感できました。

播磨新宮ではさすがに駅の外に出るのは難しかったため、次の降りて乗っては佐用。一つ手前の播磨徳久ですでに暗くなってしまったため、佐用もすっかり夜モードでした。

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播磨新宮発・佐用行き普通列車佐用17:27着)。折り返し播磨新宮行きに。

16分ありましたが、名物の大イチョウ(約600m東)を見に行くだけの時間はないので、駅周りで過ごすのみ。智頭急行に乗り換えることもなかったので、この日の佐用駅の乗降記録はJR分だけ・・・各社1面2線で合計2面4線、かつ特急も停まる駅に来た割には得るもの少なめな感じとなりました。

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JRきっぷ運賃・・・北の智頭、南の上郡を智頭急行が結んでいますが、こちらにはその記載はなし。JRだとどちらも1,520円かかりますが、智頭急行を使うと智頭は950円、上郡は500円で行けます。
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佐用駅外観
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姫新線時刻表。津山行きの最終列車は20:39発。21:09、22:09はともに隣の上月止まりです。
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佐用駅ホーム。津山行き普通列車は2番線からの発車。右隣は智頭急行線のホームで、こちらも1番線、2番線になっています。(3番線、4番線でないのがポイント)

津山行きに乗り換えてしばらくはただ暗い中を進むローカル区間。そのまま車窓から何も見えない状態が続くものと思っていたら、30分余り乗ったところでそうでもなくなってきました。林野からは国道と並行することもあって市街地の様相に。夜だからこその発見でした。

そんな中を走り、終点一つ前の東津山には18:36に到着。ここでは3分の停車時間があったので、乗務員にきっぷを提示して一応下車しました。駅舎は対面ホーム側だったため、駅の全容を撮るには及びませんでしたが降り乗りは降り乗り。姫新線の方は今回で完乗となったため、次に東津山に来る時は因美線を軸にして訪ね、しっかり見物しようと思います。

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津山行き普通列車東津山18:36着-39発)
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東津山駅構内。駅舎は北側(1番線)にあります。

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#3634 本竜野(2021.11.20)

11/19は富山地鉄三昧でしたが、11/20からは富山を起点にJR西日本エリアの周遊をスタート。今回は「どこでもきっぷ」を使っての3日間です。

2020年の「どこでもドアきっぷ」と比べるとおトク度は下がりますが、新幹線、特急列車が乗り放題というのは同じ。長距離移動ができるのはやはり大きな魅力で、エリア内をできるだけ大きく動くことをテーマにしました。

移動主体の場合は、未乗降駅での降り乗りは少なめ。11/20は最終目的地を津山とし、乗ったことのなかった姫新線の津山以東を組み込むことで多少の駅探訪をしましたが、至ってささやかなものでした。その一つが本竜野です。

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本竜野駅構内。2面2線、橋上駅です。

富山から「はくたか」→「サンダーバード」→「のぞみ」と乗り継げば、姫路には13時台に着くことが可能。姫新線に早く乗れれば、沿線観光に充てる時間も増やせるというもので、この時は13:19着-23発の乗り換えに成功し、本竜野界隈でたっぷり過ごすことができました。姫路では3階にある新幹線ホーム(7番線)から、2階の乗換改札を経て1階コンコースに下り、再度2階に上って西端の姫新線ホーム(3番線)をめざすという乗り換え。構内図で見ても南端のホームから北端から西端のホームに向かうという最長パターンの移動だった訳ですが、為せば成るものだと思います。

かくして本竜野には13:45に到着。津山方面まで行く列車は限られるため、その接続を考えると次は15:18発か16:46発になります。

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佐用行き普通列車(本竜野13:46発)
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本竜野駅外観

せっかく観光地に来たことなので、3時間プランを前提に龍野町重要伝統的建造物群保存地区などを散策。童謡「赤とんぼ」の詞を書いた三木露風の生誕地ということで、冒頭の「夕焼け小焼け~の」も当地名物と言えるでしょう。そんな夕焼けを眺めながら駅に戻り、16:46発の播磨新宮行きに乗車。姫新線の旅を続けたのでした。

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「夕焼け小焼けの」駅名標
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姫路行き、播磨新宮行きが本竜野で交換。どちらも16:45着-46発。

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